中国・江蘇省無錫市で小犬を虐待死させる動画が出回り、物議を醸している。中国メディアの鳳凰週刊などが伝えた。

報道によると、同市に住む男性・李（リー）さんは今年7月ごろ、1匹の小さな野良犬を発見。住宅のコミュニティー（団地のようなもの）の敷地内の地下駐車場でエサを与えるなどしていたが、最近になって姿を見かけなくなった。李さんは車にひかれてしまったのかと思っていたが、数日後に住人のチャットグループ内でその小犬が虐待を受け殺害される動画が投稿されているのを発見した。

動画には、男が小犬の足を縛って動けないようにして箱に入れた上で、いたぶるように熱湯を少しずつかける様子が映っている。苦しそうに叫び声をあげていた小犬がやがて動かなくなると、男は笑いながら小犬の足をたたき、耳を持って体を持ち上げてカメラに見せた。

動画を見た李さんは警察に通報。相手の男は小犬を殺害した後で調理して食べたと説明した。李さんは男に謝罪を求めており、「二度とこのようなことをしてほしくない」と語った。

ネットユーザーからも怒りの声が上がっており、「残忍すぎる。どれだけ陰湿なんだ」「普通の人間はこんなことできないよ」「謝罪は不要だ。同じ目に遭わせてやれ」「こういうやつはそのうち人間の子どもで同じことをしかねない」「個人情報を公開してくれ。こんな人間の近くにはいられない」「即刻地獄に行ってほしい。同じように生きたまま熱湯に入れてやりたい」「天は見ている。神様はあんたを絶対に許さないだろう」などのコメントが並んだ。（翻訳・編集/北田）