中国でボイコットされた俳優チャップマン・トー、マレーシア映画で復帰決定―香港

Record China    2014年8月5日(火) 17時28分

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4日、香港の俳優チャップマン・トーが2カ月ぶりに活動を再開し、マレーシア映画で復帰することになった。写真はチャップマン・トー(左)。

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2014年8月4日、香港の俳優チャップマン・トー(杜[シ文]澤)が2カ月ぶりに活動を再開し、マレーシア映画で復帰することになった。成報が伝えた。

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香港のコメディ俳優のチャップマン・トーは今年3月、台湾の学生による立法院(国会)占拠騒動に率先して支持を表明し、中国ネットユーザーの批判の的になった。その後、これらネットユーザーを相手に過激発言を続け、ネット上でチャップマンの出演作ボイコットを叫ぶ声が高まる事態に発展。5月には主演作を含む2本が中国で公開されたが、いずれも惨たんたる結果に。その直後、しばらく休業に入ることを宣言していた。

香港メディアは4日、チャップマンがマレーシア映画で復帰すると報道。鄭建國(チェン・ジエングオ)監督のコメディ映画「麻雀王」に出演することが明らかになった。チャップマン・トー自身もフェイスブックページで、クランクインセレモニーで撮った写真を公開している。

香港メディアの取材に応じたチャップマンは、今回の騒動で仕事が激減したことを認めている。チョウ・ユンファ(周潤發)と競演したヒット作「賭城風雲」続編にも出演できなくなってしまったが、落胆していないという。「恥ずかしいことをして失敗すれば心苦しいが、誇らしいことをしたなら問題ない。マレーシアで楽しく撮影したい」と語っている。

活動拠点をマレーシアに移したのではなく、「麻雀王」が完成すれば引き続き香港映画に出演する予定だ。ただし、自身の制作会社が東南アジアの映画会社とタッグを組み、「新たな市場を求めるのも悪くない考えだ」と語っている。

中国市場はすでに念頭にない様子で、彼の一連の行動を支持する香港のネットユーザーからは、「それでこそ香港人」「本物の香港人なら彼を応援する」と、称賛の声が聞かれている。(翻訳・編集/Mathilda

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