仏RFIの中国語版サイトによると、米アップルは9月29日、中国本土のApp Storeへのアプリの登録に関する要求を更新し、アプリの登録には有効な当局の登録番号を有していなければならないとした。

これは、現在132万超あるアプリが、中国当局の登録番号を取得できない場合、来年4月1日以降は更新できず、強制撤去される可能性があることを意味する。

中国当局はアプリおよびアプリストアに対する監督管理を強化している。中国工業情報化部は8月の通知で、国内のすべてのアプリについて、所在地の省級通信管理局への登録を求めた。通知発行前にストアに登録されたアプリについては、来年3月末までに当局への登録を完成させなければならず、未登録者はインターネット情報サービスに従事することはできないとしている。

中国国家インターネット情報弁公室は9月27日、事業内容の詳細を当局に届け出たモバイルアプリストアのリスト第1弾を公表した。その26のアプリストアの中にアップルのApp Storeは含まれていなかった。

中国工業情報化部は中国本土で登録するアプリについて、有効なICP（インターネットコンテンツプロバイダー）登録番号の取得を求めている。

またゲーム、書籍、新聞、雑誌、ニュース、宗教関連のアプリは、中国当局からライセンスを取得する必要がある。

アップルはアプリ開発者に対し、中国本土のApp Storeで上記の種類のアプリを提供しているか提供する予定がある場合は、関連情報と証明文書の提出が必要になると注意喚起している。（翻訳・編集/柳川）