アイスランドが中国人旅行者の新たな「恋人」に―米メディア

Record China    2023年10月2日(月) 10時0分

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中国紙・環球時報(電子版)は9月28日、「中国人旅行者がアイスランドに新たな恋心を抱く」とする米旅行業界ニュースサイト、スキフトの記事を取り上げた。写真はアイスランドの首都レイキャビク。

中国紙・環球時報(電子版)は9月28日、「中国人旅行者がアイスランドに新たな恋心を抱く」とする米旅行業界ニュースサイト、スキフトの記事を取り上げた。

記事によると、中国人旅行者の信頼が回復しつつあるのに伴い、旅行予約も回復しつつある。中国人旅行者が世界の旅行シーンに戻ってくると期待される中、予想外の目的地であるアイスランドの人気が急上昇している。

ドラゴントレイルが9月に発表した「中国人旅行者センチメントリポート」によると、その増加の原因は、中国の各SNS上でアイスランドの活火山を紹介する写真やビデオが拡散したことによるものだ。アイスランドはこれまで、中国人旅行者の海外旅行先トップ10に入ったことはなかったが、現在では中国人旅行者がアイスランドで4番目に多いグループとなっている。

中国が新型コロナの影響で制限していた団体旅行を3月に解除した40カ国のリストにアイスランドが含まれていた。中国の回答者の約55%がアジア旅行を計画していると答えているものの、長距離旅行のトップの選択肢は欧州で、34%超が欧州大陸の探索に強い興味を示している。

リポートによると、海外での新型コロナ感染に対する回答者の恐れは1月以降に大きく減少した。

中国人旅行者にとってSNSが主な目的地情報源となっている。海外旅行の目的地に関する情報を得るために、微信(ウィーチャット)、微博(ウェイボー)、小紅書(レッド)などのSNSを利用していると回答した割合は約72%に上った。

旅行の好みと動機に関して言えば、中国人旅行者の最大の原動力は依然として新型コロナ禍で鬱積(うっせき)した需要だ。便利なビザ申請プロセスや費用対効果の高い旅行オプションも重要だ。旅行商品を検討する際、価格、安全性、利便性がトップ3の要素となっている。

中国人旅行者の米国に対する認識に顕著な変化が見られる。米国について「安全ではない」と考えている中国人旅行者は39%にとどまり、2021年9月の87%から大きく減少した。中国が二つの重要な祝日である中秋節(旧暦8月15日、今年は9月29日)と国慶節(建国記念日、10月1日)を迎える中、この状況の変化は特に重要だ。これらの祝日には伝統的に旅行活動が急増し、海外目的地の安全に対する認識が旅行の決定に影響を与えることになる。

中国の国際線の輸送能力は9月時点で19年の49%に達している。さらに8月には、中国の旅行会社が78カ国・地域への団体旅行の提供を認可され、中国人旅行者にさらに多くの海外旅行の機会を提供できることになった。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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