中秋節+国慶節8連休旅行予測、ニッチ都市の「逆襲」で天津・淄博が10倍以上激増か―中国

人民網日本語版    2023年9月29日(金) 7時30分

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中秋節と国慶節の8連休には、ニッチ都市の「逆襲」で天津・淄博が10倍以上激増するとみられている。

中秋節(旧暦8月15日、今年は9月29日)と国慶節(建国記念日、10月1日)に合わせた8連休が間近に迫った。ショート動画共有アプリ「抖音(中国版TikTok)」では旅行関連のキーワード検索件数が延べ3471万回に達して、前年同期比で146%増加した。この1週間近くに、抖音によるホテル・旅行に関する予約件数がその前の1週間に比べて25%増加し、前年同期比成長率は198%を超えた。

同連休で最も人気が高い都市は、成都、北京、上海広州重慶などこれまでも人気の観光先だ。また、抖音のユーザーは洛陽、鄭州蘇州、無錫の旅行を予約する人も多い。中でも無錫の予約は同179%増加した。一部のユーザーは夏休み旅行の経験を踏まえて、混み合う場所を避ける「ずらし旅」を選び、ニッチな都市や観光地に出かけるという。

抖音のデータでは、国慶節を控えたこの1週間に、煙台、塩城、瀋陽の3都市の前年同期比予約件数がそれぞれ同553%、同541%、同522%増加して、連休の旅行の新たな人気都市になった。抖音の生活サービスの関係責任者は、「こうした都市は観光スポットが全国的に有名ではないが、旅行ニーズには十分に応えられる一方で、全体的に観光客が少ない。黒山の人だかりになる人気都市よりも、優れた旅行体験ができるだろう」と分析した。

また、天津と淄博のようなこのほどネットで話題になった都市も、同連休で引き続き注目されている。上半期に爆発的な人気になった淄博のバーベキューが淄博の文化観光に火を付けた。抖音の生活サービスのデータでは、淄博市を訪れる旅行の予約は国慶節前の1週間で同10倍急増し、その前の週に比べて6倍以上増加した。今年の夏休み終盤に「飛び込みおじさん」が話題になった天津は、飛び込み地点の獅子林橋が超有名観光スポットになった。こうして、おじさんたちが飛び込んだ夏の海河は、天津の文化的シンボルになった。抖音の生活サービスのデータでは、同連休前の一週間に、天津の文化観光旅行の予約件数は前年同期の14倍になったという。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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