地下鉄で盗撮を疑われるも無実だった男性、逆に女性2人を訴える―中国

Record China    2023年9月29日(金) 6時0分

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中国・四川省成都市の地下鉄で盗撮を疑われた男性が、逆に被害を訴えた女性2人を裁判所に訴えた。

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中国・四川省成都市の地下鉄で盗撮を疑われた男性が、逆に被害を訴えた女性2人を裁判所に訴えた。中国メディアの九派新聞が27日付で伝えた。

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当事者の男性・葉(イエ)さんによると、今年6月、同僚らと食事をした後、会社の寮に戻ろうと乗った地下鉄車内で女性2人から盗撮を疑われた。葉さんは当初、座席に座っていたが高齢の夫婦に席を譲り、手すりにつかまって立っていた。すると突然、女性らに盗撮をしているのではないかと大声で詰め寄られたという。

女性らは葉さんの靴のつま先部分に緑色の光が見えたと主張し、小型カメラを仕込んでいると疑った。騒動を聞きつけた駅係員が仲裁に入り、警察に通報。駆け付けた警察官が葉さんの同僚や女性2人が立ち会う中で靴を調べたところ、カメラなどはないことが確認された。


疑いが晴れると、女性の一人が「お兄さん、ごめんなさいね」と軽く謝罪しそのまま立ち去ろうとした。葉さんはこの態度に憤慨し、謝罪は受け入れられないと返答。女性らは「私たちが指摘したのは自分たちのためではなく、ほかの人のプライバシーが危険にさらされていると思ったからだ」と主張し、双方は和解に至らず。その後、葉さんは女性2人に公の場での謝罪と賠償を求めて裁判所に提訴した。

さらに、葉さんは今月27日に更新したSNSで、弁護士に相談した結果、成都地下鉄も被告に含めることにしたと報告。車内には監視カメラがあったものの、ホームにカメラはなく、降りてからのやり取りが記録されていなかったことが契約違反と権利侵害に当たると主張している。なお、葉さんは「もし事件当時にホームで現場を撮影していた人がいるなら動画を提供してほしい」と呼び掛けた。

ネットユーザーからは「男性を支持する。徹底的にやるべき。盗撮を疑うのはいいが間違っていたのなら真摯(しんし)な謝罪が必要だ」「そうだ。最近は男性がますます生きづらい社会になっている。ちょっと間違えて女子トイレに入っただけでつるし上げられるのに、女性は堂々と男子トイレに入ってくる。驚いて見ていると『何見てんのよ。訴えるわよ』だもんな」「善人に無実の罪を着せてはならない。そして、悪人を野放しにしてはならない」といった声が上がる一方、「もとは彼を支持していたけど、ちょっとやりすぎじゃないかな。こんなことしていたら犯罪者に対して立ち上がる人が少なくなってしまうのでは?」と懸念を示す声も寄せられている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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