日本でシャインマスカットの価格が暴落=中国ネット「良いこと」「味は普通」

Record China    2023年9月29日(金) 11時0分

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中国国営の中央テレビ(CCTV)は26日、日本でシャインマスカットの価格が暴落していると報じた。写真は中国のシャインマスカット。

中国国営の中央テレビ(CCTV)は26日、日本でシャインマスカットの価格が暴落していると報じた。

CCTVは「今夏が高温だったことから日本全国でシャインマスカットの生産量が大きく増加し、昨年比でおよそ2倍になった。しかし、価格は下落している」と説明。山梨県の果樹園の生産者が「日本全国でシャインマスカットを作るようになったので、ここのところは去年に比べて(価格が)15~20%くらいは下がっています」と語ったことを紹介した。

そして、「統計によると、日本ではここ10年でシャインマスカットの作付面積が7倍近くに広がった。販売価格は下がり続けており、記者が東京の青果市場で調べたところ、1房500グラムくらいで価格は600円ほど。昨年の同時期と比べて2~3割安くなっていた」と報告。あるスーパーの担当者が「以前はうちは(1房)1000円くらいで売っていたが今は500円代という値段も出ている。ここまで安くなったのは初めてなので本当にびっくりしている」と語ったことを伝えた。

また、業界関係者の話として「輸出量が明らかに減少したことも日本国内での価格下落の重要な原因の一つ」とし、「今年8月の日本のブドウの輸出量は前年同期比で約4割減少した。同時期に大量に収穫されているため、(輸出が減少した分は)日本国内の市場で販売せざるを得なくなっており、このことがさらに販売価格を下げている」と報じた。

中国のネットユーザーからは「これは良いことじゃないか。日本人も安くておいしい果物が食べられるんだから」「うちの地元ではシャインマスカットが500グラム6元8角(約140円)で売ってる。質もブドウにしては悪くない」「評判が先行しているだけ。食べたけど、やっぱり昔の品種の方が安くておいしい」「シャインマスカットは値段がバカ高いだけで味は普通」「ブドウの味がしない。巨峰の方がよっぽどおいしい」などの声が寄せられている。

中国では近年、日本から流出したシャインマスカットの生産量が大きく増えたことで価格が下落。品質も生産者によってまちまちになっているとも指摘されている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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