新疆ウイグル自治区発展・改革委員会によると、バインゴリン・モンゴル自治州チャルクリク県で25日、新疆チャルクリク揚水発電所が着工した。これは新疆最大で新疆南部初の揚水発電所プロジェクトの建設が正式に開始したことを示している。新華社が伝えた。

新疆チャルクリク揚水発電所プロジェクトは国家「揚水発電中長期発展計画（2021-35年）」が決定した第14次五カ年計画期間（2021-25年）の重点実施プロジェクトで、新華チャルクリク揚水発電が投資・建設する。総発電設備容量は210万kWで、設計年間平均発電量は26億2500万kWh、一等大（I）型プロジェクトで、工期は81カ月、投資総額は約165億元（約3300億円）。

同発電所は稼働開始後、電力網のピークシフト能力を効果的に高め、クリーンエネルギーの信頼性の高い消費を促進し、電力システムの安全運営に保証を提供する。毎年標準石炭の消費を約134万5000トン、二酸化炭素排出量を約404万6000トン削減する。省エネルギー・排出削減効果が顕著で、地域のクリーンで低炭素の発展の需要を効果的に満たすことができ、地域のグリーンエネルギーの発展の牽引、新型電力システムの構築のサポート、「ダブル炭素」（CO2排出量ピークアウト・カーボンニュートラル）の目標達成に対して重要な意義がある。（提供/人民網日本語版・編集/YF）