8連休は出かけたい!国内長距離旅行や家族で行く博物館が人気―中国

人民網日本語版    2023年9月27日(水) 15時30分

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中国では中秋節と国慶節の8連休に国内長距離旅行や家族で行く博物館が人気となっている。写真は新疆ウイグル自治区の喀賛其民俗観光地。

「発売後すぐにキャンセル待ち」「チケット入手が例年よりさらに困難」「100人以上が順番待ち」――。中国では中秋節(旧暦8月15日、今年は9月29日)と国慶節(建国記念日、10月1日)に合わせた8連休(9月29日-10月6日)が近づき、電車の切符が買えない、ホテルの料金が高騰しているといった声もしきりに聞こえるようになった。複数の旅行プラットフォームが発表したデータによると、中秋節+国慶節8連休に後押しされる形で、旅行市場はここ数年で「最強」の旅行シーズンを迎えている。

中秋節の長距離旅行市場が猛烈な伸びを示し、海外旅行商品の問い合わせと予約も急増している。18日現在、飛猪(フリギー)の国慶節連休期間の中国国内旅行商品の予約件数は前年同期の6倍近く増加した。同程旅行網のプラットフォームでは長距離旅行の予約がいずれも同300%以上増加し、旅行予約サイトの「Lvmama.com」のプラットフォームでは連休中の旅客数が前年同期比で230%増加した。

「Lvmama.com」の関係責任者は、「今年の中秋節+国慶節連休は8日間もあり、もっと遠くに行きたいと考える旅客がより多く、山や川などの自然を訪れたり、文化を探求したりして、自分と家族の休日を楽しむことだろう。当社のプラットフォームでは長距離旅行が全体の6割近くを占める」と話した。

同程旅行が発表した「中秋節・国慶節旅行消費トレンド予測報告2023」によると、今年の国慶節連休期間には長距離旅行市場が急速に伸びており、中でも新疆ウイグル自治区、チベット自治区、青海省、寧夏回族自治区、黒竜江省などの長距離旅行が中心になる地域の旅行商品の人気が高く、前年同期比成長率がいずれも300%を超えた。

また、8日間という長い連休のため、家族旅行のニーズが夏休みシーズン以降で初めて集中的に現れることが予想される。途牛旅遊網のデータでは、この連休中の旅客のうち、家族旅行の占める割合が45%に達し、「博物館ブーム」を継続させている。

木鳥民宿のデータでは、今年の中秋節+国慶節連休には、北京の故宮博物院、南京博物院、成都博物館、蘇州博物館、湖北省博物館、陝西省歴史博物館などが家族旅行の人気スポットになり、周辺の民泊施設の予約・問い合わせの検索件数がどちらも伸びている。

今年の国慶節連休は「コンサートを追いかける旅行」が引き続き若者の間で人気の娯楽スタイルだ。大まかな統計では、今年の同連休期間中、国内各地でコンサートや音楽イベントが累計100回近く開催される予定だ。このことも開催地への旅行意欲を大いにかき立てている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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