北京市内で25日、第10回中国・欧州経済貿易ハイレベル対話が開催されました。中国商務部の報道官は26日、中国と欧州の双方はマクロ経済や貿易と投資、産業チェーンとサプライチェーン、金融協力の4つの特別テーマをめぐって、実務的かつ率直で効果的な討論を行ったと説明しました。双方はマクロ経済政策の協調、産業チェーンのサプライチェーン協力、ビジネス環境の改善、世界貿易機関（WTO）改革、金融業の双方向開放と監督管理協力などについて一連の成果と共通認識を達成したとのことです。

双方は、「世界は現在、深刻な歴史的変化を経験しつつあり、世界経済を回復させる動力は不足している。このような背景の下で、中国と欧州が対話と協力を堅持し、共同発展と繁栄を促進していくことには特別な意義がある」との見解で一致しました。

今年は中国と欧州が全面的戦略パートナーシップを樹立して20周年の節目の年で、双方は共に努力することで、習主席とミシェル欧州理事会議長、フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長が合意した重要な共通認識を真剣に実行し、中欧の実務協力の健全かつ安定した発展を推し進め、世界経済の繁栄と発展により多くの自信をもたらし、さらに第24回中国・欧州首脳会談の経済貿易分野についての準備を整えていくことを約定しました。

双方はまた、マクロ経済政策の意思疎通と協調を強化し、気候変動や食糧安全、エネルギー安全など世界的な試練に手を携えて対応し、世界経済と金融市場の安定を維持し、世界経済の成長により多くの自信をもたらすことでも合意しました。（提供/CRI）