四川省林業・草原局（ジャイアントパンダ国家公園四川省管理局）と西華師範大学が共同設立するジャイアントパンダ学院が25日、四川省南充市に設立された。ジャイアントパンダ学院の設立は中国のエコ文明思想の実践、ジャイアントパンダ国家公園の質の高い建設、人と自然が調和する共生の促進を新たに実践したものと言える。新華社が伝えた。

ジャイアントパンダは中国特有の希少野生動物だ。世界の生物多様性保護の「象徴種」「アンブレラ種」、動物界の極めて珍しい「生きた化石」、四川省の文化的シンボルであり、生態環境や科学研究、文化、美学的な意味での価値が極めて高く、世界各国の人々から深く愛されている。

西華師範大学は野生ジャイアントパンダ生態学分野で研究を最も早く開始し、最も長く続けている大学で、「ジャイアントパンダ大学」と呼ばれている。西華師範大学党委員会書記は、「当学院は人材育成、科学研究、社会サービス、文化伝承、国際交流の5大機能に焦点を当て、ジャイアントパンダなどの希少動植物保護のハイレベル専門人材の育成に力を入れる。生態環境保護、生息地生態修復・管理、ジャイアントパンダ国家公園の建設・管理、ジャイアントパンダ個体群回復・野生復帰、ジャイアントパンダ文化研究・発信などの面で重要な役割を担う計画だ」と説明した。（提供/人民網日本語版・編集/YF）