中国の先端技術が韓国を打ち負かす―韓国メディア

Record Korea    2023年9月25日(月) 6時40分

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中国紙・環球時報(電子版)は23日、「中国の先端技術が韓国を打ち負かす」とする韓国紙・中央日報の記事を取り上げた。写真はファーウェイのMate 60 Pro。

中国紙・環球時報(電子版)は23日、「中国の先端技術が韓国を打ち負かす」とする韓国紙・中央日報の記事を取り上げた。

記事によると、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)が発売した最新スマートフォン「Mate 60 Pro」に搭載された半導体チップ「麒麟(Kirin)9000S」は7ナノメートル(1ナノメートル=10億分の1メートル)工程で生産されたチップだ。これは中国の半導体技術の飛躍を見くびってはいけないという警告だ。中国の技術進歩は世界に天地をくつがえす変化を生じさせている。問題はこのような局面を見守る韓国の姿勢だ。なぜならそれは対岸の火事ではないからだ。

Mate 60 Pro

韓国ではMate 60 Proに対して「中国には半導体の製造に不可欠な極端紫外線を使った露光装置(EUV)がないので、遠くまで行くことはできない」という評価が大勢だ。このような評価は韓国が2012年当時に犯した誤りを想起させる。中国は12年ごろに初めてスマホを発売すると、韓国のメディアと専門家は中国がどのようにして「コピー製品」を作り出したのかと嘲笑した。嘲笑すればするほど韓国のスマホは中国に見捨てられた。中国では現在、韓国サムスン電子が手掛けるスマホ「Galaxy」のシェアは1%に満たない。それに対し、中国のスマホは、国境を越えてインドとアフリカ市場を支配している。

今月始めにドイツ・ベルリンで開催された欧州最大の家電見本市「IFA 2023」で、中国企業は韓国企業の頬を張った。中国企業のディスプレーは世界最大規模を誇り、フォルダブルフォンの厚さは世界最薄を誇った。同時期に開催された国際モーターショーでも中国の電気自動車(EV)が主人公になった。欧州連合(EU)は、国家補助金の恩恵を受けている中国から輸入されるEVに対する関税導入の是非について調査を開始すると発表した。中国の技術とコストパフォーマンスを倒す手段は貿易障壁を築くしかないという不安な真実を明らかにした瞬間だった。中国の内需は低迷しているが、技術の発展は止まらない。

欧州最大の家電見本市「IFA 2023」

米国が中国に対する規制を一層強化することは明らかだ。中国はすでに先端製品で先進国水準に到達するという目標を達成していると見なければならない。半導体も自立基盤を備えていると見るのが妥当だ。中国が7ナノチップを製造する技術を習得したことを否定するのは難しい。

中国が半導体技術を掘り下げてすでに30年になる。中国の歴代首相の中でサムスン電子の半導体工場を見学しない人は稀だったが、今ではそうした見学の列が途絶えて久しい。中国が最低限の技術生態系を備えたという証拠だ。その間、半導体分野における韓国の立場は日に日に弱くなっている。技術は常に発展する。靴ひもを結び直し、「超格差」を保つ以外に道はない。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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