北京市と河北省2都市を結ぶ「通勤快速バス」が開通、「1時間通勤圏」形成進む―中国

人民網日本語版    2023年9月22日(金) 19時30分

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北京市と河北省の廊坊市固安県、同省廊坊市の中心エリアを結ぶ「通勤用カスタマイズ快速バス」が22日に開通する。

北京市交通委員会によると、北京市と河北省の廊坊市固安県、同省廊坊市の中心エリアを結ぶ「通勤用カスタマイズ快速バス」が22日に開通する。北京まで通勤する人々のニーズを満たし、「1時間通勤圏」の形成が進むことになる。

北京市と固安県、廊坊市の中心エリアを結ぶ路線開通に当たり、関連当局が事前にオンラインアンケートを通して、北京周辺のニーズを調査したところ、廊坊市の中心エリアと固安県のニーズが他の地域に比べて目に見えて高く、ニーズがその2エリアに集中していることが分かった。そのため、9月から北京とその2エリアを結ぶ「通勤用カスタマイズ快速バス」が運営される運びとなった。

カスタマイズ快速バスは、立ち席なしで、1人1席が確保されているほか、停留所や発車時刻が合理的に設定されており、「1時間通勤」という目標が達成されている。現時点で、固安県の万華城と剣橋郡6期から北京市の豊台総部基地に向かう2路線と、廊坊市から国際貿易センター、宋家荘、亦荘開発区、豊台総部基地に向かう9路線が設置されている。

2022年7月25日に北京市の国際貿易センターエリアと廊坊市北三県(河北省の三河市、香河県、大広回族自治県の3市・県)を結ぶ「通勤用カスタマイズ快速バス」が試験的に開通した。それから1年間、安定し、秩序良く運営が行われ、利用者は1日当たり約延べ4500人に達している。北京まで通勤する人々にとっては、移動効率が大幅に高まった。

3市・県からCBDまで地下鉄で30分の時代到来へ

北京地下鉄22号線(別名「北京地下鉄平谷線」)は、北京市の重要な建設中の郊外鉄道で、22号線の馬坊駅から南に向かうと北三県に入ることができる。そして、そこから西にカーブすると北京副都心に入り、最終的に中心業務地区(CBD)にある東大橋駅に到達することができる。これは、北京市と河北省を結ぶ初の地下鉄でもあり、全長約81.2キロ、21駅が設置されている。北京区間は約51.2キロで、16駅が設置されている。一方の河北区間は約30キロで、5駅が設置されている。

関係責任者によると、22号線が開通すれば、北三県と副都心が最速9分で結ばれることになる。また、北三県とCBDエリア(東大橋駅)が最速32分で結ばれることになり、北京市と河北省の移動距離が大幅に短縮することになる。

今年5月末の時点で、22号線北京区間の駅の主体構造は約27%完成していた。一方の河北区間の主体構造の完成度は20%で、2025年の全線開通を目指している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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