フィリピンの空港保安検査員、中国人観光客の金を盗みバレると証拠隠滅図る、上司もグル―香港メディア

Record ASEAN    2023年9月22日(金) 16時0分

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21日、香港メディア・香港01は、フィリピン・マニラのニノイ・アキノ国際空港で保安検査員が旅客の荷物から現金300ドルを盗む事件が発生したと報じた。写真はニノイ・アキノ国際空港。

2023年9月21日、香港メディア・香港01は、フィリピン・マニラのニノイ・アキノ国際空港で保安検査員が旅客の荷物から現金300ドル(約4万4000円)を盗む事件が発生したと報じた。

記事は、フィリピン紙マニラ・ブレティンの19日付報道を引用。同空港の女性保安検査員が現地時間8日午後8時ごろに第1ターミナルの保安検査所で、中国人旅客のリュックサックを調べた際に左手で何かをつかんだ後に一瞬その場を離れ、持っていた物を腰のあたりに隠すと再び戻って来た。旅客がリュックサックを調べると、財布が開けられ300ドルがなくなっていることに気づいたため警察に通報したという。

防犯カメラの映像には、追及を受けた保安検査員がX線装置操作員から水入りのボトルを受け取ると後ろを向き、小さく折り畳んだ紙幣を口の中に入れ、水とともに飲み込もうとしたがうまくのみ込むことができず窒息しそうになり失敗する一部始終が映っていた。

同空港の報告では、保安検査員の上司がやって来て検査員に対して紙幣を確実にのみ込んで証拠を隠滅するよう指示するとともに、X線装置操作員に対しても見て見ぬふりをするよう指示していたとのことである。

記事は、その後保安検査員とX線装置操作員、そして上司が警察の取り調べを受けていると伝える一方、被害に遭った旅客は保安検査員を刑事告発しない意思を示してマニラを後にし、その後、空港と連絡を取っていないとしている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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