eスポーツが杭州アジア大会の「一番人気」になったのはなぜ?―中国メディア

人民網日本語版    2023年9月22日(金) 9時0分

拡大

杭州アジア大会のeスポーツのチケットが高いのはなぜだろうか。

大きく注目されるエレクトロニック・スポーツ(eスポーツ)が9月24日、第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)で初めて正式種目として試合が行われる。杭州アジア大会チケット販売プランによると、eスポーツ種目の決勝戦のチケットは最高価格が1000元(約2万円)に達した。これは同大会でチケット価格が最も高い種目の一つであり、抽選に当たらなければチケットが購入できない唯一の種目でもある。

杭州アジア大会のeスポーツのチケットがこれほど高いのはなぜか?

同大会のeスポーツ種目のチケット価格は他の従来のスポーツイベントを大きく上回るが、英雄聯盟職業聯賽(LPL、League of Legends Pro League)や王者栄耀職業聯賽(KPL、King Pro League)といった人気イベントと比べると、相対的に合理的な価格設定だといえる。2023年KPLスプリングシーズン決勝戦のチケット価格は488~1688元(約1万~3万4000円)で、1288元(約2万6000円)と1688元の高額チケットを購入した観客は、VIP席で選手と交流したり、専用の応援グッズを手に入れたりといった特典を楽しめるようになっている。

eスポーツは中国で裾野が広い種目だ。23年KPLスプリングシーズンの成都ホーム会場を例にすると、チケット発売開始から10分で5試合のチケットが完売した。そして杭州アジア大会にも採用された英雄聯盟、王者栄耀、Dota2などは社会現象を巻き起こしているゲームで、億単位のプレイヤーがおり、普段のプロリーグや国際大会の試合でも満員になる。レギュラーシーズンのホームでの試合のチケットも大半の場合は数秒で売り切れになる。

また、中国eスポーツナショナルトレーニングチームにはeスポーツ各種目の素晴らしい選手が多数在籍し、それぞれのリーグで大勢のファンを抱える選手も多い。このことも杭州アジア大会のeスポーツ種目への注目度が高まる一因だ。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

※本記事はニュース提供社の記事であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰属します。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携