9月のLPRは「足踏み」、年内に引き下げの可能性も―中国

人民網日本語版    2023年9月21日(木) 11時30分

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中国外貨取引センターが20日にウェブサイトで出した公告によると、最新の最優遇貸出金利が8月から据え置かれた。

中国外貨取引センターが20日にウェブサイトで出した公告によると、最新の最優遇貸出金利(LPR、ロールプライムレート)が8月から据え置かれた。中国人民銀行(中央銀行)が権限を授与した全国銀行間資金調達センターは、2023年9月20日に1年物の金利を3.45%、5年物以上を4.20%にすると発表した。この金利は次回の調整結果が発表されるまで有効となる。

中国光大銀行金融市場部の周茂華(ジョウ・マオホア)マクロ研究員によると、9月のLPRの据え置きは主に6月以降の人民銀行の予想を上回る利下げの実施によるものであり、今は金融機関の具体的な実施プロセスを推進する段階にある。特に住宅ローンの金利の面では、各地が都市の状況に合わせた政策措置を実施するよう推進し、政策の可能性を十分に活用して、政策ができるだけ早く実施されて効果を上げるよう促進する段階にある。現在、一部の銀行には金利引き下げの差による圧力が強くかかっており、これと同時に金融政策の行き過ぎた緩和によりもたらされる可能性のある潜在的リスクを予防し、国内外のバランスに配慮することも必要だという。

今後の市場の見通しについて、中信証券の明明(ミン・ミン)チーフエコノミストは、「8月に中期貸出制度(MLF)の金利引き下げが行われても5年物LPRは変動しなかったのに対し、9月の預金準備率引き下げと国有銀行の預金金利引き下げは期間の長いLPRの後追いでの引き下げに一定の可能性を与えている。金融が実体経済に利益を還元するという背景を考えると、将来的にLPRは引き続き引き下げられる可能性がある」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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