デジタル化システムにより真っ暗な炭鉱が制御可能に―中国

人民網日本語版    2023年9月21日(木) 9時30分

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先進的なスマート化・デジタル化設備およびシステムにより、真っ暗な炭鉱が「透明」になってきた。写真は中国の炭鉱。

通信、電力、排水、換気、採掘、輸送、安全など、炭鉱は多くのサブシステムを集積している複雑システムで、外部から見ると観測できないブラックボックスのように見える。今や先進的なスマート化・デジタル化設備およびシステムにより、真っ暗な炭鉱が「透明」になってきた。科技日報が伝えた。

このほど、陝西省楡林市の陝煤集団小保当鉱業公司を訪れた。1号、2号炭鉱の実際の生産能力はそれぞれ年間2000万トンと1300万トン。この2カ所の大型炭鉱では、デジタル化システムが全面的に応用されている。

長さ450メートルの超長スマート総合採掘作業場所を例にすると、同作業場所は1万メガイーサネット+5Gワイヤレス通信を利用し、最新世代の鴻蒙(Harmony)システムを搭載している。設備の複数のプラットフォームが汎用的で、相互接続している。ワンキー起動やデジタルツインなどの機能を実現しており、その採掘工程は業界初を実現している。

2号坑道第5作業場所のそばで、小保当鉱業公司の楊征(ヤン・ジョン)会長は取材に、「炭鉱の換気、電力の供給・配分、水の供給・排出、輸送補助などの生産補助システムの自動化遠隔集中制御が実現されている。多くの点検任務はロボットが担当する。変電所点検ロボット、ベルトコンベアー点検ロボット、スマート換気・ガス点検ロボットが全天候型で忙しく動き回っている。現場で画像、音声、温度、煙、ガス濃度などのデータを収集し、坑道内の各システムの正常な稼働を保証している」と説明した。

地上の生産調整指揮センターには、壁一面を覆う電子パネルがある。操作員は安全監視、水文モニタリング、火災モニタリング、坑内圧力モニタリング、地質保証などのシステムをいつでも切り替えることができ、水害、火災、ガス漏れなどの災害の超早期警戒・分析を実現している。現場の調整係によると、大型パネルの一体化総合管理・制御プラットフォームは同社の「スマートブレーン」に当たるという。

中国第1弾・71カ所のスマート化モデル炭鉱のうち13カ所が楡林市に位置する。楡林の地下数百メートルの地層で、「非常に透明な」スマート炭鉱が続々と建設されている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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