2022年のR&D支出が3兆元を突破―中国

人民網日本語版    2023年9月19日(火) 18時30分

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中国の2022年の研究開発費は3兆元を突破した。写真は上海。

中国国家統計局が18日に発表したデータによると、中国の2022年の研究開発(R&D)費は3兆元(約60兆円)を突破し、前年比10.1%増の3兆782億9000万元に上り、高い成長率を維持し、新たな段階に入った。新華社が伝えた。

国家統計局社会科技・文化産業統計司のスタティスティシャンの張啓龍(ジャン・チーロン)氏は、「不変価格で計算すると22年の中国のR&D費は前年比7.7%増で、第14次五カ年計画(2021-25年)の『年平均7%以上増』という目標を上回った。中国のR&D費は1兆元から2兆元に上昇するまで8年間かかったが、2兆元から3兆元まではわずか4年だった。これはイノベーションを第一の原動力とし、イノベーション駆動発展戦略の実施を加速させる中国による近年の取り組みの成果を十分に示した」と述べた。

2022年の中国のR&D支出強度(R&Dの対GDP比)は前年比0.11ポイント増の2.54%で、成長率が過去10年で2番目に高かった。中国のR&D支出強度は世界13位になった。

統計データによると、企業の主体としての地位がさらに固まり、重点分野への支出が持続的に拡大している。企業の22年のR&D費の増加に対する寄与度は前年比4.6ポイント増の84%で、R&D費の増加を牽引する主な力となった。中国全土のR&D費に占める割合は同0.7ポイント増の77.6%だった。

基礎研究の支出に新たなブレークスルーがあり、割合が上昇を維持した。22年の基礎研究費の成長率はR&D費を1.3ポイント上回り、高い成長率を維持した。総量で初めて2000億元(約4兆円)を突破し、規模で世界2位となった。R&D費に占める割合は6.57%で、上昇の勢いを維持した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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