100キロのバーベルが喉に落ちトレーニング中の男性死亡、周囲に人おらず―湖北省武漢市

Record China    2023年9月17日(日) 22時0分

拡大

湖北省武漢市内のフィットネスジムで14日、25歳男性が死亡した。男性は「ベンチプレス」のトレーニングをしていて、重さ100キロ以上とされるバーベルを喉の上に落とした。そばに人はいなかった。

湖北省武漢市内のフィットネスジムで14日、トレーニング中の25歳男性が死亡した。男性は「ベンチプレス」というトレーニングをしていた。ベンチの上にあおむけになり重さ100キロ以上とされるバーベルを押し上げようとしたが力が足りず喉の上に落ちた。同ジムではスタッフがトレーニングをする人を補助しているが、事故発生時に男性のそばに人はいなかった。

ベンチプレスをする際には、ベンチの上半身を横たえる部分の両側にある柱に取り付けられたラックという器具にバーベルを置いて、利用者はその下に潜り込んでバーベルを押し上げる。残された映像によると、男性はバーベルを持ち上げようとしたが力が足りず、バーベルはそのまま滑るようにして男性の喉を圧迫した。バーベルの重さは100キロあるいはそれ以上だったとされる。

男性はバーベルを持ち上げようとしたがバーベルは動かなかった。男性は1分間以上ももがいたが次第に動きが鈍くなり、最後には手がバーベルから離れて体全体が動かなくなった。事故発生は午後3時過ぎだった。異常に気付いたジムのスタッフが駆け寄ってバーベルを取り除き、救急車を呼んだ。スタッフはまた、男性に人工呼吸を施した。しかし午後4時半に男性の死亡が確認された。


ジムの広さは300平方メートル以上で、事故発生当時には3人あるいは4人のスタッフが利用者を補助していたが、死亡した男性のそばに人はいなかった。男性は古くからの会員でジムによく来ていたために、スタッフが男性のそばに付き添うことをしなかったとの見方を示す報道もある。

ジムの責任者は、男性はジムをよく利用しており、毎回100キロ以上のバーベルを持ち上げていたと説明した。責任者は「誰だって身体上の限界はある。彼は自分の負担能力を過大評価して悲劇を招いたのだと思う」と述べた。

ジムの責任者はさらに、「警察が責任問題について最終的にどのように判断したとしても、遺族への賠償に全力を尽くしたい」と述べた。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

noteに華流エンタメ情報を配信中!詳しくはこちら


   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携