口紅王子の炎上で中国人の国産ブランド愛が加速―中国メディア

Record China    2023年9月18日(月) 21時20分

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13日、観察者網は口紅王子の炎上事件の影響で老舗の中国国産ブランドが消費者の支持を集めていることを伝えた。

2023年9月13日、中国メディアの観察者網は、中国通販界のトップインフルエンサー「口紅王子」ことリー・ジアチー(李佳キ、キは王へんに奇)氏が不適切な発言によりSNSで炎上した事件の後、中国国産ブランドに消費者の注目が集まっている状況を伝えた。

記事は初めに「口紅王子の炎上事件の影響で、SNSでの活動を強化した老舗の中国国産ブランドが消費者の視界に入ってきた」として、特に国産シャンプーブランドを扱う「蜂花」への支持が大きくなっていることを紹介した。その理由として、口紅王子の炎上事件を招く発端となったアイブローが79元(約1600円)だったことに合わせて、蜂花が3つで79元のスキンケアセットを売り出したことや、創立から38年間一度も行政処分を受けていないこと、使い勝手が良い製品を出し続けていること、注文の殺到で生産量が追い付かず、在庫が無くなったことを公式に公表した後、「他の国産ブランドにも注目してほしい」と声明を出した点などを指摘した。

蜂花は先日、他社のブランド名が入った段ボールで同社の製品が届けられたという「箱拾い」のうわさに、「注文が多すぎて出荷用の段ボールが間に合わず、物流倉庫でやむなく他社の箱を借用したようだが、今は自社の段ボールを確保している」と微博(ウェイボー)の公式アカウントで回答するなどしており、記事は「ネットユーザーらには理想の国産ブランドというイメージがついている」と指摘した。

記事では蜂花以外にも、うまみ調味料メーカーで健康食品の開発もしている河南蓮花味精が13日朝に「79元定食」を売り出したことや、歯磨き粉の「白玉牙膏」や石けんの「上海硫黄石けん」など多くの中国ブランドもSNSでコメントを出すなどして、消費者の目に留まる機会が増えたことに触れ、「国産ブランド全てではないが、これらの企業に注文が増え、莫大な富のトリクルダウンが期待できる」と述べる一方で、国産ブランドの関係者のコメントとして「口紅王子の炎上事件の影響で、国産ブランドにはたくさんの人との縁がつながったが、その活況がどこまで続くかは製品の質の良さによる。シャンプーの研究開発を通じて110個余りの項目の特許権を申請している蜂花でも他の国産ブランド企業でも同じことだ」との声があることを伝えた。(翻訳・編集/原邦之

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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