高速鉄道の車内で35元で買った弁当、シールの下に「15元」―中国

Record China    2023年9月16日(土) 21時0分

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中国の高速鉄道車内で35元(約720円)で販売されていた弁当に「15元(約310円)」と印字されていたことが物議を醸している。

中国の高速鉄道車内で35元(約720円)で販売されていた弁当に「15元(約310円)」と印字されていたことが物議を醸している。

中国メディアの西部決策によると、14日に浙江省寧波市に向かう高速鉄道に乗車した男性が、車内で35元で弁当を購入。弁当の上部には透明のフィルムが貼られており、その一部に賞味期限を表示する白いシールが貼られていた。男性が弁当を食べようと透明のフィルムをはがしたところ、白いシールの下に「販売価格:15元」と印字されているのが見えたといい、男性は「シールでわざと値段を隠して高く販売していたのでは」と訴えた。


鉄道サービスの窓口「鉄路12306」の担当者は「規定では価格を明記し、その通りの価格で販売しなければならないことになっています」とし、今回の状況については「まず事実関係を確認させていただき、可能な限り早急にフィードバック致します」と回答した。

中国のSNS・微博(ウェイボー)では関連ワードが一時トレンド1位に。中国のネットユーザーからは「これが高速鉄道の弁当がバカ高い理由」「こうやって稼いでいるんだな」「中国人はいじめやすいからな」「マズい上に高い弁当」「上層部『表示を35元に変えろ』」「毎回対応するって言うけど、結局その後どうなったか分からない」「高速鉄道の弁当は高すぎる。カップ麺を持参するに限る」「これがもし街のスーパーだったら高額の罰金が科される」「消費を刺激せよと言っているのであって、消費者を刺激せよとは言ってないぞ」などの声が上がった。

また、中国の著名インフルエンサー・李佳[王奇](リー・ジアチー)氏がライブコマースで紹介した商品が「高い」と指摘を受けた際に「時には自分の中に原因を探すべき。給料は上がっていないのか?まじめに仕事をしてるのか?」と発言して炎上したことと関連付け、「給料が上がっていないのか?まじめに仕事をしてるのか?35元は高くない(と鉄道会社側は言いたいのだろう)」とやゆするコメントや、中国当局による「治安管理処罰法」修正草案に「中華民族の感情を傷つける行為」の禁止が盛り込まれたことと関連付け、「これは『民族の感情を傷つけた』ことになるんじゃないのか?」とするコメントも書き込まれている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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