内モンゴル自治区包頭市、「世界グリーンシリコンシティー」を建設へ―中国

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内モンゴル自治区包頭市は「世界グリーンシリコンシティー」の建設を正式に開始した。写真は包頭市。

今年5月23日に上海市で行われた第16回国際太陽光発電・スマートエネルギー大会では、内モンゴル自治区包頭市がグローバル・グリーンエネルギー産業協議会(GGEIC)から「世界グリーンシリコンシティー」の称号を授与された。今月12日、2023年中国シリコン業大会が包頭市で開催された。そして同市は現在、「世界グリーンシリコンシティー」の建設を正式に開始した。中国新聞網が伝えた。

同市の張鋭(ジャン・ルイ)市長は演説の中で、「当市は中国最大の多結晶シリコン・単結晶シリコンの生産拠点だ。国はこのほど『エネルギー電子産業の発展推進に関する指導意見』や『エネルギー消費のダブル制限から炭素排出ダブル制限への漸次的な移行推進の意見』などの結晶シリコン太陽電池産業の発展を支援する有利な政策を打ち出した。現地の結晶シリコン太陽電池産業は発展の得難いチャンスを迎えた」と述べた。

中国のシリコン産業リーティングカンパニー13社が現在、同市に根ざしている。40数社の太陽光発電関連企業が現地に相次いで進出し、投資を追加し、生産能力を拡大している。多結晶シリコンの生産能力と生産量の規模は全国一で、生産量は世界の3分の1を占めている。同市は2022年、シリコン産業の生産高が全国初の1000億元(約2兆円)を超えた都市になった。

張氏は、「当市は今年さらに63件のシリコン産業プロジェクトを導入・実施した。産業規模の持続的な拡大は、産業の各部分に豊富な製品を提供している。全国さらには世界で最も名高いシリコン産業中心都市の建設は、当市の関係者の共通認識になっている」と述べた。

同市党委員会の丁繍峰(ディン・シャオフォン)書記は、「将来的に結晶シリコンの産業規模を持続的に拡大し、スライス、セル、モジュール企業の誘致に集中的に取り組み、全産業チェーンの一体化発展を実現する。5年内に半導体産業と有機シリコン産業の生産高がそれぞれ1000億元になるのを目指す」と述べた。

「世界グリーンシリコンシティー」の建設は、同市が持つ世界トップ水準の研究開発技術も重要な要素となる。同市政府によると、同市に集まるシリコン産業トップ企業は業界の先端を牽引する技術力を持っており、多結晶シリコン、単結晶シリコン、スライスなどの面でいずれも同業者の先進水準を牽引している。

また、同市は全国でもまれな風力・太陽光資源密集地域の一つで、シリコン産業の発展に「グリーンな電力、割安な電力、信頼できる電力」を提供できる。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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