サッカー・シリア代表の監督が中国の観客に感謝の言葉を述べた。中国メディアの観察者網が伝えた。

12日に中国・成都市で行われた国際親善試合でホームの中国はシリアに0-1で敗れた。試合後、スタンドのサポーターたちは中国代表にブーイングをする一方、シリア代表には立ち上がり拍手を送った。同国代表を率いるアルゼンチン人のクーペル監督は「皆さんの寛大さに感謝する」と中国の観客に感謝を述べた。

中国メディアの新民晩報は「ホームチーム（中国）の出来の悪さは見るに堪えず、スタンドのファンは一斉に寝返り、ビジターチーム（シリア）に拍手喝さいを送った」とし、「このような光景は本当に大きな皮肉だ」と伝えた。

中国のネットユーザーからは「シリアは称賛するに値する戦いぶりだった」「シリアは苦難の中にあり、まともな練習環境もない。リスペクトに値する」「これ（拍手）は寛大なのではなく、勝者が受けるべきものだ」「実力で尊重を勝ち取ったんだよ」といった声が寄せられた。

一方で、「主に（中国代表への）怒りだけどね」「寛大というか、中国代表（のパフォーマンスの悪さ）がそうさせたんだよ」「今後は負けるたびにこうしよう」「代表はひどすぎる。こうなるのも無理はない」「中国代表はもう解散した方がいい」など、自国代表への厳しい声も上がっていた。（翻訳・編集/北田）

pic.twitter.com/Vw6pnaMslm

— 中国動画 (@RC00547555) September 14, 2023