「頭髪医療」を牽引するのは2000年以降生まれの若者―中国

人民網日本語版    2023年9月13日(水) 8時30分

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中国の「頭髪医療」を牽引するのは2000年以降生まれの若者となっている。写真は中国の若者。

中国科学院上海栄養・健康研究所と中国新聞網がこのほど共同で発表した「2023中国健康な髪ライフスタイル青書」は、新時代における消費者のライフスタイル、髪の健康知識、消費行為と動向、消費能力と姿勢、髪の健康関連の業界の発展の動向、頭髪医療の新スタイルなどにスポットを当て、髪の健康に役立つライフスタイルを求める人にソリューションを提供している。中国新聞網が伝えた。

「青書」の調査研究によると、髪の健康に注目しているのは、「00後(2000年以降生まれ)」や二・三線都市の消費者、女性、高所得者などで、頭髪医療の消費と需要の高まりを牽引している。

調査研究の結果によると、髪の健康に注目しているグループは若年化の様相を呈している。例えば、「90後(1990年代生まれ)」と「00後」の97%が「髪の健康」に注目していた。また、 「髪の健康状態に悩んでいる」と答えた「90後」の割合は74%、「00後」は73%で、髪の健康関連の業界の急速な発展を促進している。

「青書」は、「現時点で、中国の『90後』の大部分には一定の可処分所得があるほか、『00後』も続々と社会に進出している。『90後』と『00後』の52%が専門の医療機関で、髪に関する悩みを解決することを望んでいる。若者は髪の健康のためにお金を使うことをいとわない。『80後(80年代生まれ)』や『90後』、『00後』はいずれも半数以上が髪の健康のためにお金を使ったことがあると答えている。そして、『90後』は髪の健康のための消費の主力軍となっており、各種頭髪関連の支出は年間平均9979.66元(約20万円)となっている」としている。

現在、女性のイメージに対する注目度や要求はどんどん高くなっている。「青書」によると、女性の96%が髪の健康に注目している。育毛や抜け毛予防などに対する注目度は男性より女性の方が高く、女性の56%が「抜け毛」に悩んでいた。また、女性の30%以上が「髪のパサつき」や「細毛」、「切れ毛」などに悩んでいた。

また、女性の植毛は「改善型」が多く、生え際、眉毛、頭頂部、前髪の生え際、富士額、つむじなどの植毛が人気となっている。女性の26%が植毛のデザイン性に注目しており、その割合は男性を大きく上回っていた。

「青書」によると、現時点で、中国国内の市場主体は民間のチェーン経営のクリニックや個人系のクリニック、メディカル美容クリニックの植毛部門、公立病院の頭髪科などで、民間企業が全体の63%を占め、主流となっている。

テクノロジーが進歩し、社会が発展するにつれて、頭髪医療に対するイメージも大きく変わり、植毛は多くの人にとって、「最終手段」ではなく、「イメチェン」の第一歩となっている。また、多くの若者にとって、植毛や育毛といった頭髪医療の手段が日常的な美容の選択肢の一つとさえなっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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