2023年9月10日、瀟湘晨報は、山東省にある遊園地で子連れの夫婦が警備員をひっぱたくなど暴行するトラブルが発生したと報じた。

記事は、同省臨沂市にある遊園地の入口で、スタッフが夫婦と口論になり、顔をひっぱたかれ殴られたといううわさが流れたとの動画がネット上で拡散したと紹介。動画には、黒服の男がまずバイクを押して白い服の警備員に数回ぶつかった後、車を止めてから警備員に平手打ちを数発食らわせたほか、その場にいた黒服の女も警備員と大声で口論になり、感情をむき出しにする様子が映っていたと伝えた。

また、動画の投稿者がトラブルの経緯について、遊園地に遊びに来ていた子連れの夫婦が子どもの服を濡らしてしまったため一度家に戻って服を着替えた後で再入場しようとしたところ、スタッフが「規定により再入場は不可能。もう一度チケットを買い直して」と言われ、頭にきた夫婦が行動を起こしたと書き込んでいることを紹介した。

その上で、この遊園地の責任者が取材に応じ、「チケットは1回のみ入場可能であり、一時退場は不可能」とコメントした上で、当時子どもが水で遊んで服を濡らしたので着替えたいという夫婦の訴えを聞いた警備員が「特例」として一度再入場を認めたところ、何度も再入場を求めだしたと説明し、トラブルが約10分続いた後に他の来場者の仲裁によって収束したと語ったことを伝えている。

記事は、トラブルについてネットユーザーから「どんな形であれ手を出してはいけない」「問題があればちゃんと話し合いで解決すべきで、他人を殴る必要はない」「遊園地はその日有効なスタンプを押して、トイレなどで一時退出後に再入場できるようにしたらいいのではないか」といったコメントや意見が見られたと伝えた。（翻訳・編集/川尻）

pic.twitter.com/dozMtL5dMS

— 中国動画 (@RC00547555) September 11, 2023