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23日に開会式を迎える杭州アジア大会では、「倹約」という理念を準備の細部にまで浸透させ、競技会場でも「試合時にはアジア大会に役立ち、試合後は都市に役立つ」という建設基準が設定されました。
23日に開会式を迎える第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)では、「倹約」という理念を準備の細部にまで浸透させ、競技会場でも「試合時にはアジア大会に役立ち、試合後は都市に役立つ」という建設基準が設定されました。
浙江省杭州市淳安県の汾口中学校の体育館の床はコンクリート打ちっぱなしでしたが、このほど木製の床板が敷かれました。この床板は200キロ以上離れた「浙江工商大学」から運んできたものです。「浙江工商大学」の文化スポーツセンターは今回のアジア大会のハンドボールの競技場で、会場を改造するために既存の床板を撤去せねばなりませんでした。そこで、大学側は浪費を避けるために、再利用できるように床板を撤去し、必要とする学校に寄付しました。
また、杭州アジア大会の会場の一つである淳安県界首スポーツセンターにある自転車競技場の木製のコースは、赤松の板をつなぎ合わせた取り外し可能なもので、レンタルによって調達されました。競技場は大会終了後に、実際の必要に応じて改造することができます。同館では木製のコース、スマート照明、競技設備の統合管理などのシステムまで、すべてレンタル方式と組み合わせて会場を設営したことで、1600万元(約3億2000万円)以上を節約できたとのことです。
杭州アジア大会の競技場56カ所のうち、44カ所が既存施設の改修または臨時建築です。さらに、「倹約」はアジア競技大会の「遺産」の持続可能な利用にも具体化されており、現在までに競技場51カ所が大会後の再利用計画案を策定しています。(提供/CRI)
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