レクサスを追ってきた韓国ジェネシスが路線変更した理由は?=ネット「販売数は超えられない壁」

Record Korea    2023年9月11日(月) 6時0分

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7日、韓国・マネートゥデイによると、現代自動車の高級ブランド「ジェネシス」が製品ポジショニングを「準ハイエンド」に変更することを決めた背景には、「最近のグローバル市場での成功がある」という。

2023年9月7日、韓国・マネートゥデイによると、現代自動車の高級ブランド「ジェネシス」は、2026年に発売予定の大型電気SUV「GV90」の製品ポジショニングを「ラグジュアリー」から「準ハイエンド」に変更することを決めた。その背景には、「最近のグローバル市場での成功がある」という。

完成車業界によると、ジェネシスは米国など主要市場でラグジュアリーブランドとして認められたことで、高級化戦略を強化している。18年に米自動車コンサルティング会社「オートパシフィック」から「消費者満足度が最も高いプレミアムブランド」に選ばれたほか、GV70が昨年の米調査会社「エドモンズ」の「2022最優秀ラグジュアリーSUV」、自動車ポータルサイト「オートトレーダー」の「2022最高の新車」に選ばれるなどしている。

ジェネシスは鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車グループ会長がGM(ゼネラル・モーターズ)のキャデラック、トヨタレクサスを参考として15年に設立した。初期には競合ブランドの壁を越えられず、「コスパのいいプレミアムブランド」を全面に打ち出していたが、今や新車価格はレクサスを追い越しており、「レクサスのあとを追っていたジェネシスが、今やレクサスより高価な車両を出すブランドとなった」と記事は強調している。

自動車業界調査会社アイシーカーズ・ドットコムによると、米国で販売されているジェネシスの大部分のモデルが同クラスのレクサスより高額だという。ジェネシスの価格がレクサスを下回るのは、相対的に低価格のセグメントである中型セダン・G70(レクサスIS)のみ。また、価格が上がっても販売数は増加傾向にあり、先月は米国で前年同月比26.5%増加の6453台を販売し、7月に続いて2カ月連続で過去最多の月間販売数を記録している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「販売数では超えられない壁があるのに、値段だけでレクサスを超えたと言ってるの?」「販売数では10倍くらいの差がある」「値段が追い越したというだけで、その自信感は何?」「値段が安いのなら、尚更ジェネシスよりレクサスを買うと思うが」「G80とES350に乗った経験のある者として言うと、基本から比較にならない。耐久性もレクサスは最高だ」「韓国のどの車もレクサスには及ばない。急発進問題のあるジェネシスをレクサスと比較するなんて、あきれるよ」「まずは米国でなぜレクサスがそれほど売れているのかを分析してみたらどうだ。クッポン(極端な愛国主義)はよくないよ。認めるべきものは認めないと」など、レクサスを称賛するコメントが多く寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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