北朝鮮、戦争なら「速戦即決」、「通常兵器と戦術核兵器を結合」と韓国情報機関

Record Korea    2023年9月9日(土) 8時0分

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北朝鮮が戦争に踏み切る場合、「速戦即決」の作戦に打って出る、との見方を韓国情報機関が明らかにした。「通常兵器と戦術核兵器を結合した短期戦を考えているのは明白だ」ともみている。

北朝鮮が朝鮮半島で戦争に踏み切る場合、各種サイル発射実験の動向とも関連して「速戦即決」の作戦に打って出る、との見方を韓国情報機関が明らかにした。補給を含む長期的な戦闘能力に欠けるためで、同時に「通常兵器と戦術核兵器を結合した短期戦を考えているのは明白だ」ともみている。

聯合ニュースによると、韓国情報機関・国家情報院(国情院)は4日、国会情報委員会の全体会議で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が地図で韓国の陸海空軍の本部がある忠清南道・鶏竜台周辺を指しながら指示を出していた映像が公開されたことに着目。「8月31日に終了した韓米合同軍事演習「乙支フリーダムシールド(UFS、自由の盾)」への対応を示したものとみられるが、金正恩氏の行動や北朝鮮の戦力を考えると、戦争を引き起こす場合は長期戦が不可能であると考え、『速戦即決』を目指す強い意思がみられる」と報告した。

さらに「北の海軍力が劣勢な状況で、現在400~800メートル、あるいは1500メートルの上空で爆発実験を続けているが、戦術核の威力を実験することで、今後の韓国に対する挑発時にその方向を予想できる」と指摘した。

先ごろ行われた巡航ミサイルの発射については「2発を発射し、北はすべて成功したとしているが、国防部の発表と同様に(国情院も)1発は成功、1発は失敗したと把握している」と説明した。

金正恩氏の後継者として娘のジュエ氏の名前が挙がっていることに関しては「現段階でジュエ氏を後継者とみなすのは性急だ」とした。

国情院は「7月末に訪朝したロシアのショイグ国防相が金正恩氏に対し、中朝ロ合同の軍事演習の開催を正式に提案したようだ」とも言及した。

一方、国情院は韓国の旧日本軍慰安婦被害者支援団体の前理事長で国会議員(無所属)の尹美香(ユン・ミヒャン)氏が在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)主催の関東大震災犠牲者追悼式典に出席したことにも注目。国会情報委員会の全体会議で「日本の情報機関とも協力して何があったのかを確認中だ」と付け加えた。(編集/日向)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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