2023年9月6日、中国メディアの南方都市報は、中国・広東省で妻の飲酒運転をもみ消すために病院に忍び込み血液検査の検体に細工をした男が警察に拘留されたと報じた。

記事によると、広東省東莞市東莞市交通警察万江旅団が8月7日夜に関水路一帯で警察官を配置して夜間検問を実施したところ、翌8日午前1時45分に飲酒運転の疑いがある小型車の女性運転手を発見、アルコール検査を行ったところ基準値を上回る162mg/100mlの結果が出たため、血液検査を実施するために女性を病院へ移送した。

しかし、同日朝に出てきた血液検査の結果では血中アルコール濃度は0だったという。この結果に疑問を抱いた警察官は直ちに調査を開始。その結果、女性の夫が8日未明に病院に侵入していたことが判明。夫は盗んだ医師の白衣を着て病院内の検査室に入り、女性の検体に水を加えて希釈していたという。

記事は、男が病院への侵入や検体への細工などの違法行為を認めたため、男に対して刑事拘留を実施したことを紹介。同時に、妻である女性の飲酒運転についても検挙したと伝えている。（翻訳・編集/川尻）