2023年9月6日、韓国で「セレブ」だけが利用できるアプリサービスが話題となっている。

韓国メディア・Nwes Tapによると、6月にリリースされたセレブリティネットワーキングサービス「アルファステイト」で密かに開催されているパーティーにはすでに数多くの有名人が参加している。韓国のヒップホップオーディション番組「SHOW ME THE MONEY」で準優勝したラッパー「Loopy（ルピ）」が単独公演を行ったことも話題を集めたという。

アルファステイトへの加入条件は公開されていないが、SNSで1万人以上のフォロワーを有する人が優先的に加入できるとのうわさが広まっている。俳優、アイドル、ラッパー、スポーツ選手、プロゲーマー、起業家、ユーチューバー、モデル、インフルエンサーなど各分野の有名人が加入し、オン・オフラインで集まっているというが、これを知った韓国のネットユーザーからは「貧富の差を超えた新種の社会的対立を助長する」と批判する声も出ているという。

アルファステイト関係者は「世界的に有名なプレミアムメンバーシップクラブ『ソーホー・ハウス』のように、参加資格が十分あるメンバーのみを誘致し、彼らのためだけのサービスをオン・オフラインで提供していくことが目標」「加入申請者のライフスタイルと社会的影響力を加入の最優先条件としている」と明かした。

また、ネット上での反応に対しては「メンバー同士の1対1のネットワーキングとオフラインのパティーへの参加を通して、各分野の有名人同士の出会いが多種多様な協業につながっているため、厳しい加入条件や保安、閉鎖性を重要視せざるを得ない」と説明したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「うまくいかなそう」「すぐ駄目になるよ」「フォロワー1万人以上なら、セレブではなくプロの荒らし屋でしょ。それに個人情報を抜き取られるだけでは」「せめてフォロワー10万人以上にしたら？それでも知らないインフルエンサーがたくさんいる。ところでインフルエンサーたちが集まって何をするの？」「自称セレブだけが集まる場所」「過去に似たようなものがあったよね？招待された人だけが入れるアプリ。すぐに消えたと記憶している」「クラブハウスは大失敗だった」「クラブハウスと同じ道をたどるだろう」など否定的な声が多数寄せられている。（翻訳・編集/堂本）