2023年9月3日、台湾メディアTVBS新聞網は、台湾で来年行われる総統への出馬を表明した鴻海精密工業の創業者・郭台銘（テリー・ゴウ）氏が台湾の著名モデルのリン・チーリン（林志玲）を副総統候補に指名する可能性があると報じた。

記事は、先月末に総統選への出馬を正式に表明した郭氏について、台湾内ではその動きとともに、コンビを組む副総統の人選にも注目が集まっていると紹介。数日前に高金素梅（ガオジン・スーメイ）立法委員の名前が取り沙汰されたのに続き、3日には「知名度が高く、慈善公益活動に熱心な女性」という郭氏の条件に合致するということでリン・チーリンの名前も浮上したと伝えた。

一方、リン・チーリンがマネージャーを通じてこの件について「私は政治についてあまり良くわからない。ただ、皆さんの健康と社会平和、世界平和を、毎日楽しく過ごせることを願っているだけ。もし本当に私が選ばれたら、バービーランドになると思う」と冗談交じりに否定したことを紹介している。

記事は、リン・チーリンが結婚、出産後に家庭を重視し、公の場に姿を見せることが少なくなる中で来年の慈善カレンダーを発表したほか、「家庭に専念するのも大事だけれど、私はずっとみんなと一緒にいる」と引退の情報を否定してファンを喜ばせたことを併せて紹介した。（翻訳・編集/川尻）