王毅中国共産党中央委員会政治局委員・外交部長は2日、招きに応じて、グローバル・シンクタンク会議でビデオ形式によるあいさつを行いました。

王外交部長はあいさつの中で、「習近平国家主席が何度も指摘したように、開放はアジア太平洋協力の生命線であり、開放的な地域主義を堅持しなければならない」と述べたうえで、「これはアジアが世界で最も活力と成長のポテンシャルに恵まれた地域に飛躍するための貴重な経験であり、将来の継続的な繁栄を実現するうえでの必然の選択でもある」と強調しました。

王外交部長は具体的に四つの提案をしました。第一は、真の多国間主義を堅持し、グローバル・ガバナンスシステムの健全化を推し進めること。第二は、開放的な地域主義を積極的に実践し、アジアの発展と振興を促すこと。第三は、善隣友好の道を大いに発揚し、近隣諸国の運命共同体構築に共に努力すること。第四は、共通・包括的・協力的・持続可能な安全保障理念を断固として堅持し、地域の平和と安定を共同で守っていくことです。

王外交部長はまた、「現在、アジアは世界経済の再生と発展の高地であり、新たなグローバル化の重要な役割を担っている。われわれは包容力のある姿勢で、排他的でなく、開かれた“友人の輪”を築き、冷戦思考やゼロサムゲームに反対し、地政学的な政治的打算から距離を置き、大国間の駆け引きの駒になってはならない」と呼びかけました。（提供/CRI）