中国の市場調査会社の賽迪顧問（CCID）がこのほど発表した「IT2023」研究報告によると、2023年には中国の国産大規模言語モデルが爆発的に増えており、1-7月だけで64モデルが発表されたという。

同報告書によれば、中国は大規模言語モデルの分野で世界のトップレベルに追いついた。21年、米国の大規模言語モデル技術が急速に発展すると同時に、中国でも大規模言語モデル開発が次々に発表され、産業への影響力を備えた一連の大規模言語モデルが次第に出現し始めた。23年には、対話型人工知能（AI）のChatGPT（チャットGPT）の後押しを受けて、大規模言語モデルの発展は新たなステージに進み、中国の国産大規模言語モデルは短期間に爆発的に増加した。23年7月末現在、中国には累計130の大規模言語モデルがある。

CCID人工知能産業研究センターによると、大規模言語モデルの数という点では、米中両国は今やこの分野で世界のトップランナーとなっている。大規模言語モデルの応用のタイプを分析すると、海外で開発された大規模言語モデルは主に汎用型大規模言語モデルが中心だが、中国で開発されたものは産業特化型大規模言語モデルの占める割合が高い。海外での発展状況に比べ、中国では産業サイドに寄り添ったものとなっている。過去約10年間のAI産業の発展を経て、中国には金融、医療、教育、工業などのバーティカル型産業に特化した一連のAI活用型企業が相次いで生まれている。（提供/人民網日本語版・編集/KS）