<南シナ海問題>フィリピンが実効支配も兵士はくつろいだ毎日、「1発の銃弾も必要とせず進駐できる」―中国紙

Record China    2014年8月1日(金) 17時34分

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31日、フィリピンが実効支配している南シナ海のセカンド・トーマス礁について、中国メディアが「中国は1発の銃弾も必要とせず進駐できる」と報じた。写真はセカンド・トーマス礁の位置。

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2014年7月31日、環球時報(電子版)によると、フィリピンが実効支配し、中国などとの間で領有権が問題となっている南シナ海のスプラトリー諸島(中国名・南沙諸島)に属するセカンド・トーマス礁(中国名・仁愛礁)について、米CNNニュースウェブサイトは中国船が騒ぎ立てているだけだとする記事を掲載した。

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セカンド・トーマス礁は、1999年、フィリピンが海軍の廃棄寸前の揚陸艦を故意に座礁させ、陸戦部隊を常駐させることで実効支配を続けており、一帯は水深が浅いことも加わって、中国船は容易に近づけないとされる。しかし、このほどCNN記者が現地を訪れて行った取材から、座礁艦は錆びだらけになっており、艦内には無数のネズミが住み着き、部隊員たちは食糧を確保するため毎日2回自ら釣りざおを振り、海に潜って魚を取る毎日を送っていることが明らかになった。

CNNの中国に不利な報道に対し、中国の東南アジア問題専門家は「この報道は政治的に偏っている」と話すが、フィリピンの常駐部隊は中国船の侵入を監視してはいるものの、大半の時間はくつろいだ時間を送っている実態が明らかになり、記事は「フィリピンの座礁させた艦が朽ちるのは時間の問題で、兵士たちは撤退せざるを得なくなるだろう。中国は1発の銃弾も必要とせず進駐できる」と伝えている。(翻訳・編集/岡田)

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