王毅中国共産党中央政治局委員・外交部長は北京市内で29日、中国を訪問中のアラブ議会のアデル・アル・アスーミ議長と会談しました。

王毅外交部長は、「第1回中国・アラブ諸国サミットがサウジアラビアで開催され成功を納めたことは、双方にとっての重要な一里塚だ。アラブ議会がアラブの民意を代表する機関として、より大きな貢献をすることを期待する」と述べました。

王部長はまた、「中東は大国の裏庭ではない。地域の前途と運命は地域の国と人々の手に握られなければならない。中国は引き続き平和、安定、正義の側に立ち、大国と小国がすべて平等であることを堅持し、他国の内政に干渉せず、国際関係の民主化を推進し、多国間主義を提唱し、一方的ないじめに反対する。アラブ諸国の主権と領土保全の維持を支持し、パレスチナ問題が早期に公正かつ合理的に解決されることを支持する」と強調しました。

王部長はまた、エジプト、サウジアラビア、アラブ首長国連邦がBRICSの正式メンバーになることを祝賀し、国際政治におけるアラブ諸国の影響と役割を高めることは必至だとの考えを示しました。

アデル・アル・アスーミ議長は、「アラブ議会は中国の国家統一と領土保全を断固支持し、アラブ諸国が貧困削減などの分野において、中国から国政運営の経験を学ぶことを推進し、中国がアラブ諸国と世界の平和、安定、発展を促進するためにより大きな役割を果たすことを期待する」と述べました。（提供/CRI）