中国老舗メーカーの「和風ビスケット」、批判受け「中国風ビスケット」に改名も?

Record China    2023年8月31日(木) 22時0分

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中国の老舗食品メーカーが、同社の商品に「日式(日本風)」と記されていることへの批判に回答した。

中国の老舗食品メーカーが、同社の商品に「日式(和風)」と記されていることへの批判に回答した。

中国の現地メディアによると、食品メーカー・偉龍食品が販売する商品「日式小圓餅(和風ビスケット)」に批判の声が上がったことを受け、同社はこのほど発表した声明で「同商品は単に日本風のビスケットというだけ。国外で作れる物はわれわれも作れるということから、当時『日式小圓餅』と名付けた。原材料は国内の物を使っており、製造も自社の工場で行っている」と説明した。

また、消費者に商品名の影響を受けないよう呼び掛ける一方、「中式(中国風)小圓餅」や「偉龍小圓餅」に改名することも可能との見方を示した。24日に東京電力福島第一原発の処理水海洋放出が開始されてから、中国では日本関連の商品・サービスへの批判や不買が相次いでいる。


中国のネットユーザーからは「日本の物だと思ってた」「商品名から包装まで日本風を売りにしている菓子メーカーは多いからな。消費者は日本から輸入したものと勘違いしやすい」との声や、「偉龍抗日小圓餅にしては?」「抗日ビスケット!悪くないよ」などと悪ノリする声、「(消費者の)手のひら返しがすごい」「“日本風”でも稼げなくなっちまったな」「日本と名の付くものは全て排除すれば?それがどれだけ大変なことか」などとあきれる声などが寄せられている。

また、「日本風」への過度な批判について、「文字の獄(もんじのごく)がまた始まったぞ!」「文字の獄かよ。改名までする必要ないだろう」「それ(文字の獄)が怖いところ。ネット民は自分で考える力が全くないから」など、古代中国の言論統制になぞらえるコメントも少なくない。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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