中国の華北地区と東北地区はこのところ、さまざまな措置を講じて災害後の復旧・再建の推進を加速させています。

現在、北京市房山区の被災した学校の泥の除去、消毒殺菌および建物の安全鑑定などの作業は完了し、9月の始業に向けた緊急補修などの工事はすべて完了しました。

河北省涿州市では、生活の再建や農業生産など各方面の取り組みが同時に進められ、一部の被災した村で植え直した白菜はすでに苗が出ています。村人は現在畑の管理に忙しく、収穫に向けて努力しています。

天津市武清区では、農地にたまった水や泥の除去が完了し、一部の損傷したビニールハウスの修理が完了し、徐々に耕作を再開していることに伴い、農家は野菜の植え直しを急いでいます。

吉林省舒蘭市では、損壊家屋の修復と再建作業が加速し、一部の郷・鎮では新しい材料を導入し、保温性、堅牢性などの面で再建家屋に対してアップグレードをおこなっています。

金融監督管理総局の初歩的な統計によると、28日現在、六つの被害が深刻な地域に対する洪水防止・災害救援、災害後の再建、冠水防止などに関する融資は合計で170億7000万元（約3400億円）に達しています。また、16の被災地保険機構が保険申請29万3400件を受理し、推定損失額は103億3400万元（約2071億円）でした。現在、計24万9000件の損害賠償案件のうち、計62億500万元（約1243億円）の賠償金・仮渡金が支払い済みで、総金額の60．04％を占めています。（提供/CRI）