仏RFIの中国語版サイトは29日、韓国について「日本の原発処理水をめぐるフェイクニュースや政治的攻撃がやや減少した」とする記事を掲載した。

記事が韓国・聯合ニュースの報道として伝えたところによると、韓国大統領室の李度運（イ・ドウン）報道官は同日の記者会見で、東京電力福島第一原発にたまる処理水の海洋放出に関して「具体的かつ実証的な数値が示されたことでフェイクニュースやデマが大きく減少し、政治的攻撃も大きく力を失っているようだ」と述べた。

李氏は「むしろ多くの国民と企業が、フェイクニュースやデマで被害を受けたか被害を受ける可能性がある漁師のために水産物の消費を増やしている」と評価し、「科学の力が発揮され、社会の集団的知性が力を得ているようだ」と強調。水産物の消費拡大に尽力している国民、企業、メディア関係者に謝意を表した。

李氏は「政府は引き続き、国民の健康と安全を最優先に考え、科学的根拠に基づいて国民に状況を説明し、懸念の解消に向けて最善を尽くす」とした。（翻訳・編集/柳川）