日本の水産物輸入禁止の中で再び脚光を浴びる「明将寿司」―香港メディア

Record China    2023年9月2日(土) 12時0分

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香港01は、香港のネットユーザーの間で「明将寿司」が再び脚光を浴びていると伝えた。

2023年8月28日、香港ニュースポータルの香港01は、中国政府や香港政府の日本産水産物の輸入禁止の中で「どのすし店が業績を伸ばすことができるか」が、香港のネットユーザーの間で注目の話題になっていると伝えた。

記事は初めに「元気寿司」「争鮮回転寿司(Sushi Express)」「スシロー」などの現地のすし店を取材し、使用している食材全て、香港政府が輸入を禁じている日本の10都県以外の地域産であると回答を得たことに触れ、「香港で提供される水産物やすしは、今回の禁輸の影響を受けないようだが、創意工夫に富んだ香港のネットユーザーたちには、最近ネット上で『業績を伸ばすのはどのすし屋か』、言い換えれば『どんなすし屋なら逆境を突破し、復活を遂げることができるか』について語り合うのがブームになっているようだ」と紹介した。

記事はその話題の中で、あるネットユーザーが「中国の食材しか使っていない『明将寿司』なら最強の勝者になれたかもしれない」と投稿したことを伝えた。「明将寿司」は香港にかつて存在した回転すしチェーン店で、小豆をマヨネーズであえた「小豆軍艦」や「コーラゼリー寿司」のほか、「アイスすし」「豚バラの梅菜蒸しすし」など、香港の食材や水産物ではない食材をすしにアレンジした独創的なメニューを売りにし、好奇心が強い若者たちの人気を集めたが、20年3月で閉店した。

この投稿に対し、他多数のネットユーザーからは「小豆軍艦、懐かしい」「コーラゼリーすしが復活したら、食べ終わったら光るドッキリをコーラでしかけられそうだ」などのコメントや、アヒルの皮すし、ジャンボタニシすし、ソウギョすし、アメリカザリガニすし、豚バラメンマ焼肉すしなど、かつて明将寿司が売り出した奇抜なすしを挙げる投稿などがあった。その中でもっとも多く「いいね」を集めたのは、魚の形をしたスナック菓子を寿司の上に載せた画像の投稿だった。

記事は最後に、日本在住の中国人が現地のスーパーマーケットで「鮮魚コーナーよりも精肉コーナーの方がにぎわっている」ように見える画像や、「以前は行列ができていたすし屋がすぐ入れるようになった」ように見える画像をシェアしたことに触れ、「大衆の中には日本の水産物やすしなど食の安全に注意を払う人もいるが、日本旅行に行けばこのような現象もみられるだろうか?」と述べた。(翻訳・編集/原邦之

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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