「私たち日本」と口にした女性インフルエンサー、批判殺到で謝罪=大学講師を辞職―中国

Record China    2023年8月28日(月) 22時0分

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27日、中華網は、中国の大学講師を務める女性インフルエンサーが「私たち日本」との発言を連発して炎上し、講師を辞職する騒動が起きたことを報じた。

2023年8月27日、中国メディアの中華網は、中国の大学講師を務める女性インフルエンサーが「私たち日本」との発言を連発して炎上し、講師を辞職する騒動が起きたことを報じた。

記事によると、西安工業大学の講師を務める傍ら、ネット上でライブコマース活動を行って高い人気を集めている女性インフルエンサーの張婷(ジャン・ティン)さんが先日のネットライブで、日本の精神科医・中村恒子さんの著書を紹介する際に「彼女は私たち日本の心理学者で」など、3回にわたり「私たち日本」という言葉を用いた。これに対しネットユーザーから「中国人でありながら、1回だけならともかく3回も『私たち日本』と発言し、しかもその誤りを正さなかったことは大きな問題」との批判が噴出したという。

ネット上で批判を浴びた張さんは27日に自身の発言を謝罪する動画を投稿し、「普段から『私たち』という言葉を使う癖があり、うっかり『私たち日本』を連発してしまった」と釈明したところ、一部のネットユーザーから支持や理解が示された一方で、「教師でありながら『私たち日本』と言ってしまうのはあまりにも軽率」など改めて批判する声がなおも寄せられ、複数のネットユーザーが大学に「教師を辞めさせろ」との苦情を寄せたとのこと。

これを受け、学校側は張さんを呼び出して口頭注意を行ったことを明らかにし、これで本件は一段落したと思った矢先、張さんが「ネットユーザーからの苦情を大量に受け、学校からも何度も呼び出しをされて疲れ果てた」として大学を退職したことを報告。ネットユーザーからは「たった1回の過ちで全否定すべきではない。自身で誤りに気づいて謝罪したのだから、もう一度チャンスを与えるべきだった」など、張さんに同情する書き込みが多く寄せられたという。

その一方で、記事は講師を辞めた張さんがインフルエンサーとしてある企業と契約を結んでいたことが明らかになったとも指摘。「学校からも注意だけで何の処分が出なかったにもかかわらず突然退職した背景には、何らかの事情があったようだ」と推察している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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