韓国ファッションは「オールドマネー」ブーム!ポイントは…=ネット「高級感を演出しても…」

Record Korea    2023年8月27日(日) 15時0分

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24日、韓国メディア・韓国経済は「韓国の20~30代女性の間で『オールドマネー』ファッションが一つのトレンドとして定着し、関心が高まっている」と伝えた。

2023年8月24日、韓国メディア・韓国経済は「韓国の20~30代女性の間で『オールドマネー』ファッションが一つのトレンドとして定着し、関心が高まっている」と伝えた。

「オールドマネー」とは、「富を代々受け継ぐ上流階級の衣装からインスピレーションを得たファッション」で、「ツイードやカシミアなどの高級素材、落ち着いた色合い、シンプルなデザインなどで洗練された高級感」がポイント。韓国では女優のコ・ヒョンジョン(52)、イ・チョンア(38)らが「オールドマネーファッションの手本」と言われ、上品なファッションや肌や髪の美しさで「高級感ある美の代名詞」と評されているという。

ただ、カシミアやシルクなど高級アイテムは購入後の手入れも投資も必要で、「オールドマネーファッションは単純に見えて一番、演出するのが難しいスタイル」だとの声もあるという。そのため、「真の高級感は、手入れの行き届いた肌と豊かな髪に表れる」と言われるようになり、芸能人やインフルエンサーが登場するファッション関連コンテンツでも、「最も重要なのは高価な服や装身具を身に着けることではなく、日頃からきちんと手入れしていることが分かる肌のきめと色、ヘアスタイル」などと強調されているという。

「オールドマネーファッションの基本は健康でつやのある肌」だと打ち出す美容皮膚科も出てきているほか、化粧品業界も「オールドマネービューティーアイテム」「オールドマネー決定版メイク」などをうたい文句に積極的な広報を展開している。「アーチ型に整えられた眉、美しくカールしたまつげ、本来の唇を生かし、みずみずしさだけを加えたコーラルピンクの唇、ヘアミストとヘアオイルを使ったつややかな髪」「本来の美しさを際立たせるナチュラルなメイク」がオールドマネースタイルのメイクなのだという。


仁荷(インハ)大学消費者学科のイ・ウンヒ教授は、オールドマネーファッション人気から派生した現象について「他人から『真の金持ち』だと見られたい欲求が反映された一種の誇示、見栄の文化だ」と分析している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「代々受け継いだ財産があるわけじゃないのに、見た目だけまねして何になるのか」「高級感を演出したところで、人格は低級だ」「カシミヤ、シルクを着て地下鉄やバスに乗るの?」「なぜそこまで見てくれにこだわるのかね」「本当の金持ちは行動や雰囲気で分かる」「服やヘアスタイルを飾るより、自分の分野で一生懸命に生きるベテランこそ美しい」「無駄遣いしてないで、お金の管理をしっかりしたほうがいいよ。そうすれば、40代になって自然とオールドマネーファッションが似合うようになる」「外見より内面を重視する社会にならないとね」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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