ソウル市民の10人中7人「犬猫の食用禁止に賛成」=ネットは賛否両論

Record Korea    2023年8月27日(日) 12時0分

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21日、韓国・アイニュース24は「ソウル市民の10人に7人が犬猫の食用を禁じる条例の制定に賛成している」と伝えた。

2023年8月21日、韓国・アイニュース24は「ソウル市民の10人に7人が犬猫の食用を禁じる条例の制定に賛成している」と伝えた。

記事によると、韓国リサーチが今月10~17日、満18歳以上のソウル市民1000人を対象に実施した「犬肉消費と流通に関するソウル市民意識調査」で、全回答者の70.5%が条例案の可決に「肯定的」だと回答した。「否定的」との回答は22.3%、「分からない」との回答は7.2%にとどまった。

肯定的な理由としては、「犬は長い間人間と共存し、親しんできた伴侶動物だから」が38.6%で最も多かった。次いで、「動物福祉や権利の増進・向上のため」(28.6%)、「非衛生的だから」(13.2%)、「出どころがはっきりしないから」(10.5%)、「国家イメージが悪化するから」(5.8%)などの理由が挙っている。最近1年以内に犬肉を食べたことがあるかとの質問には、回答者の92.8%が「食べていない」と答えている。

ソウル市議会ではキム・ジヒャン議員が5月30日、「流通ルートが明確でない犬猫の肉を非衛生的な状態で販売する流通業者、食品接客業者を集中的に取り締まり、業種変更を流動する」との内容を骨子とした「ソウル市犬猫食用禁止に関する条例案」を発議。これに現職市議会議員112人中、40人が賛同した。

しかし、ソウル市議会保健福祉委員会はこの条例案の審査を「上位法関連の議論が進行中であること」「社会的合意に至っていないこと」などを理由に保留している。そのため、約20の動物愛護関連の市民団体が6月に抗議の記者会見を行うなどしている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「長い間共存、親しんできた?それよりもっと長い間食用にされてきたんだから食べるべきじゃないのか」「好みは人それぞれなのに、ああしろこうしろと強制するべきではない」「自分が食べたくないからって他人に強要するな」「食べたい人は食べ、食べたくない人は食べないでいればそのうち自然と消えていくだろうに、なぜわざわざ法で禁じて、これで商売してる人や好んで食べてきた人たちに被害を与えようとするのか」「人が食べてもいい動物、植物なんて初めから決まってるわけではない。他人が飼っているペットの犬を捕まえて食べるような行為を禁止すればいいだけじゃないのか」など、犬肉食用を容認するコメントが多数寄せられている。

一方で、「犬や猫以外にも食べる物はたくさんあるのに、なぜわざわざ食べるのか」「犬肉を目に付くように販売している市場は今もあって、外国人が写真に撮って『韓国人は犬を食べている』とSNSに投稿しているよ。もう犬を食べるのはやめようよ」「犬の屠殺、食用は違法行為だ」「犬の食用を許すと、ペットの犬が殺され、食用になりかねない。全国民が犬を食べられないように、市の条例どころか国の法律として定めるべきだ」など、反対派の意見も多く上がっている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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