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「2023年度中国主要都市通勤モニタリング報告」がこのほど、中国都市計画設計研究院で発表された。写真は上海。
「2023年度中国主要都市通勤モニタリング報告」がこのほど、中国都市計画設計研究院で発表された。澎湃新聞が伝えた。
「報告」は45都市を選出し、合わせて9000万人の通勤時間、通勤距離、交通手段の3分野の9指標を調べ、2022年の都市の職場と居住地の関係や通勤の特徴の変化などを描き出した。
2022年、中国の主要都市の通勤時間が片道45分以内の人の比率は平均76%と、昨年と横ばいだった。都市の規模別で見ると、超大都市が69%、特大都市が77%だった。居住環境改善目標である80%まで、まだやや開きがある。
しかし、北京、広州、上海、済南、青島といった約半数の超大都市、特大都市において、通勤時間が片道45分以内の人の比率は上昇している。例えば、広州は71%、北京は56%で、下降に歯止めがかかり、前年比で1~2ポイント上昇となった。深センの比率は77%で、超大都市の中で最高水準を保っている。45分以内の人の比率が下降したのは、武漢、合肥、アモイ、無錫、洛陽の5都市だけだった。
中国の主要都市では依然として1400万人以上が「極端通勤」に当たり、片道60分以上かけて通勤している。その比率は12%で、前年比で横ばいだった。都市の規模別で見ると、超大都市の極端通勤の比率は17%、特大都市は11%だった。 ただ、一部の超大都市の「極端通勤」という問題は改善傾向にある。例えば、注目の北京は、その比率が28%と、全国で最高となったものの、比率は2ポイント下降した。
中国の主要都市の片道の通勤時間は平均36分と、前年比で横ばいだった。都市の規模別で見ると、超大都市は平均40分、特大都市は36分、I型大都市は34分、II型大都市は32分だった。
北京の片道の通勤時間は平均47分で、依然として通勤時間が最も長い都市だった。上海、重慶、青島は平均40分だった。青島は初の40分超えとなった。 2020-22年と比べると、中国の主要都市の5キロ以内の通勤の比率は全面的に下降した。2022年だけを見ると、その距離は超大都市が平均9.6キロ、特大都市が8.6キロ、1型大都市が7.8キロだった。北京は依然として通勤距離が最も長い都市で、11.7キロと前年比で0.4キロ伸びた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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