広島に原爆を投下した最後の生存者が死去=生前、原爆について語る―中国メディア

Record China    2014年7月31日(木) 12時20分

拡大

31日、北京晨報によると、第2次世界大戦時に広島に原爆を投下した米爆撃機の搭乗員で唯一の生存者だったセオドア・バンカーク氏が28日、米国で死去した。写真は広島の原爆ドーム。

(1 / 2 枚)

2014年7月31日、北京晨報によると、第2次世界大戦時に広島原爆を投下した米爆撃機の搭乗員で唯一の生存者だったセオドア・バンカーク氏が28日、米国で死去した。93歳だった。

その他の写真

バンカーク氏は生前、原爆投下について語っている。爆撃機B29「エノラ・ゲイ」に搭乗していたバンカーク氏らは、当時、原爆の原理やその衝撃波について何もわからなかったという。彼らは原爆投下後、爆発までの時間を数え、そこで初めて原爆が43秒で爆発するということを知った。同氏は「機内にいたすべての人が、原爆は不発だったと感じた。それほど、この43秒は長かった」と語った。

また、「率直に言えば、原爆の投下は長期的に見れば多くの命を救った。そのほとんどが日本人の命だ」とした。一方で、戦争と原爆への嫌悪をあらわにし「第2次世界大戦の経験は、戦争や原爆はいかなる問題も解決しないということを示した。私は世界に原爆はあってはならないと考えている。すべてを破棄してほしい」と語ったという。(翻訳・編集/北田

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携