韓国の歌手が日本の処理水放出に怒り「地獄について考える」=ネットには賛否「気持ちは分かるけど…」

Record Korea    2023年8月25日(金) 14時0分

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25日、韓国・毎日経済は「日本が福島第一原発の処理水の海洋放出を開始したことを受け、歌手キム・ユナが深い懸念を表明し、糾弾した」と伝えた。写真は処理水海洋放出をめぐる韓国政府の対応を批判する横断幕。

2023年8月25日、韓国・毎日経済は、日本が福島第一原発の処理水の海洋放出を24日に開始したことについて、韓国のロックバンド紫雨林(チャウリム)のボーカル、キム・ユナが「深い懸念を表明し、糾弾した」と伝えた。

記事によると、キムは自身のインスタグラムに「RIP地球」と書かれた画像を掲載し、「数日前から私は怒りに包まれていた。映画『ブレードランナー』+4年で映画のディストピア(暗黒の世界)が現実になり始める。放射能の雨が止まず、光も射さない映画の中のLA(ロサンゼルス)の風景。今日みたいな日は地獄について考える」とつづった。

これを見た韓国のネットユーザーからは「このご時世に有名人が声を上げたということに拍手を送りたい」「勇気ある発言がすてき」「1回でもなく30年も流したら地球が駄目になってしまう。海に住む生き物たちはどうなってしまうのか」「科学分野で働いているが、同僚にも危機感を持たない人が多く絶望している。僕は大きな恐怖を感じているのに。僕よりも長く生きなければならない子どもや学生たちに申し訳ない」など、称賛や賛同の声が上がっている。

一方で「科学的に安全だとしても、できれば海に流さないでほしいという気持ちは分かる。でもそれは個人の考え、感情だ。科学的な検討結果を完全に無視して不必要な不安を拡散するのはただの扇動」「不安な気持ちになったとしても、科学的事実にアプローチして、理解に努めるべきだ」などと指摘する声も寄せられている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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