南アフリカでBRICS首脳会議に出席している習近平国家主席は現地時間23日午後、ヨハネスブルグでセネガルのサル大統領、キューバのディアスカネル大統領、エチオピアのアビィ首相、バングラデシュのハシナ首相とそれぞれ会談しました。

習主席はセネガルのサル大統領との会談で、中国とアフリカはこれまでのいかなる時期よりも団結と協力を強化する必要があると強調し、「中国はアフリカ連合（AU）の主要20カ国・地域（G20）への加盟を支持し、引き続き新時代における中国とアフリカの運命共同体の構築を推進していく」と述べました。

習主席はキューバのディアスカネル大統領との会談で、「『77カ国グループと中国』は発展途上国にとって重要な協力プラットフォームであり、キューバは『77カ国グループと中国』の今年の議長国として、途上国の団結強化に積極的な貢献をした」と高く評価し、来月に開催予定の『77カ国グループと中国』首脳会議を支持し、その成功に期待を寄せました。

習主席はエチオピアのアビィ首相との会談で、「一帯一路」イニシアチブとエチオピアの2021～2030年の「10カ年開発計画」とのマッチングを強調し、アディスアベバ・ジブチ鉄道の建設やグリーン発展などの協力プロジェクトの推進に拍車をかけることに期待を寄せました。また、中国企業によるエチオピアへの投資を奨励し、エチオピア側にアフリカ農産物を中国に輸出する「グリーン・レーン」の利用拡大を呼びかけました。

バングラデシュのハシナ首相との会談で、習主席はバングラデシュのBRICSによる新開発銀行への加入を祝賀し、バングラデシュ側と共に質の高い「一帯一路」の共同建設を推し進め、インフラ建設、情報技術、新エネルギー、農業などの分野における協力拡大に期待を寄せました。（提供/CRI）