17日間で観光地24カ所巡る「パンダ特別列車」が話題―中国

人民網日本語版    2023年8月25日(金) 11時30分

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17日間で観光地24カ所を巡る中国の「パンダ特別列車」が話題となっている。

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17日間かけて、1万336キロを走行し、四川省や甘粛省新疆ウイグル自治区などの25駅を通過し、観光地24カ所を巡ることができる列車の旅を経験したことがあるという人はほとんどいないかもしれない。

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中国鉄路成都局集団が運行するY440/441号「パンダ特別列車」がこのほど、旅客600人を乗せて成都西駅から出発し、17日間にわたる新疆に向かう旅が始まった。

18両編成の「パンダ特別列車」はその全てが寝台列車で、スタンダードの4人部屋、スーペリア4人部屋、スイートツインルームなどがある。



家族にぴったりの4人部屋には、二段ベッドが2つあるほか、小型のテーブル、ソファー、さらにテレビや映画を視聴できるシステム、デスクライト、充電用のUSBコンセントなども完備されている。

スイートツインルームは高齢者に人気で、独立したバスルームがあり、プライベートな時間を楽しむことができる。



多機能車両は、イベント・パーティー、囲碁トランプ、お茶などを楽しむことができるようになっている。その車両の片側は、窓際に長いテーブルと椅子が並んでおり、おいしいお茶を飲みながら、車窓から美しい景色を眺めることができるため、最も人気を集める座席になることだろう。



17日間の旅で、「パンダ特別列車」は、新疆ウイグル自治区のウルムチ、アルタイ、イリ、クチャ、カシュガル、トルファンなどに向かい、江布拉克、天山天池、カナス、ナラティ草原、サリム湖、クチャ王府、独庫公路、天山神秘大峡谷、白砂湖、火焰山といった人気観光地を巡る。

旅客は列車に乗ってさまざまな地域や観光地を巡る安全で快適な旅を存分に楽しむことができるだけでなく、一度の旅行で美しい新疆を満喫することができる。



また、食事を見てみると、食堂車では串に刺した食材を煮てピリ辛ダレに漬けた「冷鍋串串」や「鉢鉢鶏」のほか、冷やし麺、餃子、酸っぱ辛い極太春雨ヌードルの「酸辣粉」、パンダセット、カラフルなアイスクリームといった四川省のご当地グルメが提供されている。その上、羊肉の串焼きや手抓飯(ポロ)、大盤鶏(鶏肉とジャガイモのスパイシー煮込み)といった新疆のご当地グルメも提供され、旅客は自分の好みに合わせて注文することができる。



旅客の劉さんは、「ご当地グルメやサービス、施設など、鉄道職員のこまやかな心遣いが感じられる。今回の素敵な旅を記録して、家に帰ってから家族に見せて、『パンダ特別列車』の独特な魅力を伝えたい」と話した。

鉄道当局は9月から12月にかけて、アルシャンやエジン、広東省、香港、マカオ、西昌、巴中といった人気都市に向かう「パンダ特別列車」を運行し、さらに多くの旅客のニーズを満たす計画も立てている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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