第15回BRICS首脳会議が現地時間23日午前、南アフリカのヨハネスブルクで開催されました。同国のラマポーザ大統領が会議を主宰し、中国の習近平国家主席、ブラジルのルラ大統領、インドのモディ首相、ロシアのプーチン大統領（オンライン）が出席しました。 5カ国の指導者は「BRICSとアフリカ：パートナーシップの深化、相互の成長の促進、持続可能な発展の実現、包括的多国間主義の強化」というテーマをめぐって踏み込んだ意見交換をしました。習主席は「団結協力して発展を図り、責任を担って平和を促進」と題する重要な談話を発表しました。

習主席は「BRICSの協力は、過去を受け継ぎ、未来を切り開く重要な段階にある」とし、各方面と共に「BRICS諸国の持続可能な産業交流協力メカニズム」を構築し、国連の持続可能な開発のための2030アジェンダを実行するために産業連携と協力プラットフォームを提供していくとの中国側の姿勢を示しました。

さらに、政治上の安全保障協力を広げ、平和と安定を維持しなければならないと強調し、「BRICS諸国は重要な国際問題と地域問題について協調を強化し、政治的解決を推進し、情勢の鎮静化を促す必要がある」と述べました。

習主席は公平と正義を堅持し、グローバル・ガバナンスを完全なものにしなければならないとし、「BRICS諸国は真の多国間主義を実践し、国連を核心とする国際システムを維持し、世界貿易機関（WTO）を核心とする多国間貿易メカニズムを支持して強化し、『小さなサークル』に反対しなければならない。新開発銀行の役割を十分に発揮し、国際金融通貨システムの改革を推進して発展途上国の代表性と発言権を拡大しなければならない」と表明しました。（提供/CRI）