砂漠化総合対策新モデルの研究開発を重点的に推進―中国

人民網日本語版    2023年8月23日(水) 19時30分

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中国はこの10年近くで2033万ヘクタールの砂漠化対策任務を遂行しており、砂漠化対策可能な土地の53%が対策が取られた。

21日に行われた第9回クブチ国際砂漠フォーラム記者会見で明らかになったところによると、中国はこの10年近くで2033万ヘクタールの砂漠化対策任務を遂行しており、砂漠化対策可能な土地の53%が対策が取られた。10年前と比べると、砂漠化土地面積は500万ヘクタール縮小し、軽度の砂漠化土地面積は433万ヘクタール縮小した。科学技術が砂漠化防止対策において力強い支援的役割を果たした。科技日報が伝えた。

中国科学技術部社会発展科学技術司の祝学華(ジュウ・シュエホア)司長は、「中国の砂漠化対策で上がった顕著な成果には科学技術イノベーションが不可欠だった。砂漠化対策の深化には科学技術イノベーションの供給の強化が必要で、世界的な砂漠化対策の推進には国際科学技術協力の深化が必要だ」と述べた。

祝氏は、科学技術部第14次五カ年計画(2021-25年、十四五)砂漠化対策科学技術イノベーション活動の全体計画について、「科学技術部は砂漠化総合対策新モデルの研究開発を重点的に推進し、砂漠化防止対策政策決定サポート技術体制を構築する。『十四五』生態環境分野科学技術イノベーション特定計画」における重要生態系および脆弱エリアの体系的な保護・修復技術、生物多様性、砂漠化約束履行サポート技術などの体系的な計画・指示を行う」と述べた。

科学技術部が国家重点研究開発計画「典型脆弱生態系保護・修復」重点特定プロジェクトの砂漠化対策研究開発任務に取り組み、三北防護林の安定性・生態機能向上などのプロジェクトを計画していることが注目される。同時に砂漠化対策プラットフォームの整備を行い、8カ所の砂漠化国家重点実験室を建設し、4カ所の砂漠生態系国家野外科学観測研究ステーションを建設する。

中国が砂漠化対策科学技術イノベーションの推進を深めるのに伴い、複数の砂漠化対策の新技術と新設備が形成された。例えば科学研究者が開発した低被覆度羽翼袋防砂バリアおよびスマート化多機能防砂バリア敷設装置は、砂塵の発生を50%以上減らし、コストを約70~80%削減できる。植物由来低カーボンフットプリントポリ乳酸(PLA)材料を使い研究開発したグリーン砂漠化対策技術は、地上付近の風速を40%近く、風によって運ばれる砂の量を50%下げられる。従来の植物材料の防砂バリアと比べると、PLA防砂バリアの使用期間はその2~5倍で、敷設効率はその3~5倍となる。

砂漠化対策の政策交流、技術交流、経験モデル交流の重要なプラットフォームとしての第9回クブチ国際砂漠フォーラムでは、クブチ砂漠化対策企業が革新的に開発した「喬灌草181」立体生態砂漠化対策モデル、砂漠化対策節水灌木遺伝資源技術、立体生態太陽光発電砂漠化対策などの砂漠化対策モデル・技術が展示される。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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