広州動物園の激ヤセトラ、「草しか食べさせていない」との指摘を園が否定―中国

Record China    2023年8月22日(火) 8時0分

拡大

20日、極目新聞は、中国広東省の動物園で飼育されているトラについてネット上で「やせ細っている」との指摘があり、動物園側が否定したことを報じた。写真は広州動物園。

2023年8月20日、極目新聞は、中国広東省の動物園で飼育されているトラについてネット上で「やせ細っている」との指摘があり、動物園側が否定したことを報じた。

記事は、あるネットユーザーが17日、同省にある広州動物園で飼育されている華南トラについて骨格が見えるほどにやせ細っているとし、「草しか食べていないのではないか」と指摘したことを紹介。これに対し、動物園の職員が18日に「このトラは救助されてやって来た。毎日飼育員から餌をもらっており、もともとこのような体型だ」とし、満足にエサを与えていないのではという疑問を否定したことを伝えた。

また、動物園の公式SNSサイトも「トラが草しか食べていないのではないかという問い合わせを受けたが、このトラは同系繁殖などの原因で痩せた体型をしている。動物園は十分な量と質の餌を提供している。これまでにも何度も説明してきたが、ぜひ周囲の皆さんにも伝えてもらいたい」とコメントしたことを紹介した。

記事は、2年前の21年1月に華南トラに関する紹介動画を公開しており、動画の中で華南トラが野生ではすでに生息が確認できないほど希少種であり、現在中国の動物園で飼育されている個体はいずれも1950〜60年代に捕獲した6頭を同系繁殖してきたものであること、同系繁殖を繰り返すことで個体は代々弱っていき、痩せ型になるとともに繁殖力も低下することが説明されていたと伝えた。

さらに、華南トラの食事はトップアスリート並みの配慮が必要であり、広州動物園では生肉など十分な量の食事を与えるとともに、消化を助けるために草を食べさせているとも紹介されていたとしている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携